ドライバーの感覚にマッチする、リズミカルな加速サウンド

エンジンで発電して主にモーターで走る2モーターハイブリッドのe:HEV (イー・エイチ・イーブイ) 。その特性を生かし、車速とエンジンサウンドを連動させる制御が「リニアシフトコントロール」です。車速の上昇に合わせてエンジン回転数を段階的に制御することで、有段トランスミッションのようにリズミカルにシフトチェンジするようなエンジンサウンドを実現。交差点での発進時、高速道路での合流や追い越しなどアクセルペダルを踏み込むシーンで、車速の伸びとエンジンサウンドに一体感のある、爽快な加速フィールを味わえます。

∗作動イメージ

発電効率を損なうことなく、エンジン回転をコントロール

e:HEVはエンジンで走行する高速クルージング時以外では、エンジンで発電しモーターで走行するシリーズ方式のハイブリッドとして動作します。

シリーズ方式のハイブリッドではエンジンは発電機として動作

シリーズ方式は、エンジン効率のよい回転域を常に使って発電を行うことができる反面、アクセル操作量に対してエンジン回転があまり変動しなかったり、加速感以上にエンジン回転数が高まったりするなど、ドライバーの感覚とずれが生じる場合がありました。リニアシフトコントロールは優れた発電効率を維持したまま、アクセルペダル操作や車速に合わせてエンジン回転数をコントロール。モーター駆動ながら、まるでエンジンで走っているかのような気持ちの良いエンジンサウンドを発生させます。

リニアシフトコントロール特性イメージ

リニアシフトコントロール特性イメージ

リニアシフトコントロールを可能にするエンジンの高効率燃焼技術

リニアシフトコントロールは、トルク方向を積極的に活用し、従来制御に対して広いエンジン負荷領域を使用するため、燃費性能と両立させるためにはより高効率領域の広いエンジン特性が必要になります。
その要求に対してe:HEV用2.0L直噴アトキンソンサイクルDOHCエンジンでは、高燃圧多段直噴システムと高圧縮比化に加え、強力なタンブル流による混合気の均質化、ノッキング抑制のための吸気圧縮工程分割噴射、大量クールドEGRの採用により、従来エンジンに対して高効率領域を大幅に拡大しました。
これにより、エンジン回転数制御の自由度が高まり、リズミカルな加速サウンドを楽しめるリニアシフトコントロールが可能になりました。

高効率領域の拡大

高効率領域の拡大

さらなる高揚感を提供する、加速時の統合演出

リニアシフトコントロールによるリズミカルな加速サウンド演出に加え、SPORTモード時にエンジン音をさらに強調するアクティブサウンドコントロール*や、エンジン回転数に連動して作動するパワーメーター*が聴覚と視覚にパワーの盛り上がりを訴え、加速時の高揚感をいっそう高めます。

*モデルにより適用は異なります。

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テクノロジーリニアシフトコントロール