技術の概要
人やクルマを検知する範囲が拡大。進化した衝突軽減ブレーキ。
交差点での右左折時に、人やクルマをシステムが検知し、衝突のおそれがある場合に、警報音とディスプレー表示で警告するのが、衝突軽減ブレーキ(CMBS)機能です。さらに対象物に接近した際、弱いブレーキングを行い、衝突の可能性がより高くなった場合は強いブレーキングを行い、衝突回避・被害軽減を支援します。
※CMBSは万が一の衝突回避または被害軽減を支援する機能ですが、あくまでもドライバーの回避操作を優先し、支援する技術です。
技術のしくみ
カメラの広角化とレーダー・センサーの追加で、より一層の安心・安全を提供

自車に接近する車両、人の検知を従来より広範囲で可能にするのが、新たに搭載したコーナーレーダーと広角のフロントセンサーカメラです。システムの性能が向上したことで、一層の安心・安全を提供します。
技術のはたらき
CASE1

CASE2

CASE3

カメラ、前方のレーダーでクルマや歩行者を検知

衝突するおそれがある場合、音とメーター内の表示によりドライバーへ注意喚起
※車種によりヘッドアップディスプレーにワーニングが表示されます

さらに接近した場合、音とメーター内の表示に加え
弱いブレーキングによりドライバーへ警告

衝突のおそれが高まった場合、音とメーター内の表示に加え
強いブレーキングにより衝突回避または被害軽減を支援

Honda SENSINGで実装している衝突軽減ブレーキは、フロントに搭載されたカメラとレーダーで歩行者や前走車、対向車を検知し、衝突のおそれがある場合に、音や表示による警告・ブレーキングを行います。
HONDA SENSING 360では、センサーを追加で搭載し、接近する対象物の検知をより広範囲に拡大。それにより、右左折時に自車と同じ方向から道路を横断する歩行者や自転車を検知することが可能となり、交差点での巻き込み事故をはじめとする危険の回避をより一層支援します。
Hondaのこだわり
カメラとレーダー間の情報をシームレスに統合することで、接近する対象物がクルマかバイクか、人か自転車かをシステムが瞬時に判断するため、事故を防ぐための警報やブレーキングを適切なタイミングで作動させることが可能です。
【動画】機能紹介<CG>
ドライバーの運転支援機能のため、各機能の能力(認識能力・制御能力)には限界があります。各機能の能力を過信せず、つねに周囲の状況に気をつけ、安全運転をお願いします。各システムは、いずれも道路状況、天候状況、車両状態等によっては、作動しない場合や十分に性能を発揮できない場合があります。
車種や発売時期によって本ページの説明とお客様所有の車両の機能が異なる場合があります。 実際の機能は取扱説明書をご確認ください。
ご使用に際して、
知っておいていただきたいこと
歩行者の状態により、
レーダーセンサーやカメラが
正しく検知できない場合があります。
-
歩行者の身長が約1m以下、
または約2m以上のとき -
歩行者の一部
(頭や手足など)が
荷物等により隠れているとき -
歩行者が前かがみや
しゃがんだ姿勢など、
歩いている体勢でないとき
環境によっては
システムが作動しない場合があります。
-
夜間・トンネル内など
暗い場所 -
周囲に電波を
強く反射する物があるとき
下記のようなシーンでは
システムが作動してしまう場合が
あります。
-
道路わきに物がある場所
-
カーブなどで前方に
対向車がある場合
運転支援システム使用中においても、
運転者には運転条件に応じた
適切なアクセル、ブレーキ及びハンドル操作を行う責任があります。
- ご使用の前に、必ず取扱説明書をお読みください。
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テクノロジー衝突軽減ブレーキ(CMBS)