経営 2026.07.30

お客様に“選ばれ続ける”ために。Honda Cars Award最優秀店舗が体現するフィロソフィー

お客様に“選ばれ続ける”ために。Honda Cars Award最優秀店舗が体現するフィロソフィー

 POINTこの記事でわかること

  • Honda Cars Awardで4年連続最優秀拠点に選ばれたHonda Cars 三重北 四日市あかつき台店は、目標管理の徹底とメンバーの信頼関係によって、高い成果と顧客満足を両立している。
  • 営業・サービス・事務それぞれが「お客様にとって何が最善か」を軸に動くことで、Hondaフィロソフィーの「買う喜び」「売る喜び」「創る喜び」を日々の現場で体現している。
  • 店長がスタッフを信頼して任せきる。その姿勢が風通しの良い環境を育み、一人ひとりが主体的に動きはじめる。それが“お客様に選ばれ続ける店舗”を支える文化として次の世代へ受け継がれている。

Honda車の販売やアフターサービスを担う全国約2,000のHonda Cars店。その中から、販売実績だけでなく顧客満足度やサービス品質などを総合的に評価し、優れた店舗を表彰するのが「Honda Cars Award」です。今回訪れたのは、2026年新車部門で最優秀拠点に選ばれ、4年連続で頂点に立ったHonda Cars三重北 四日市あかつき台店。4年連続受賞の背景にあったのは、特別な営業手法ではなく、「お客様にとって何が最善か」を職種を超えて考え、一人ひとりを信頼して任せる文化でした。

4年連続で選ばれた理由。Honda Cars Awardが映す現場の力

全国約2,000のHonda Cars店を対象に実施される「Honda Cars Award」。販売実績だけでなく顧客満足度やサービス品質などを総合的に評価し、その年を代表する店舗を表彰する制度です。

2026年も全国各地から販売会社や店舗スタッフが集まり、日頃の取り組みを称え合う表彰式が開催されました。

式典では、Honda四輪事業本部長 兼 統合地域本部長の滝沢一浩が「今回の受賞は、各拠点・各社の日々の努力の結晶」と受賞者を称え、会場は温かな拍手に包まれました。

Honda Cars Award

今回取材したのは、新車部門で最優秀拠点に選ばれたHonda Cars 三重北 四日市あかつき台店。今回で4年連続の受賞です。

なぜ選ばれ続けるのか。

表彰式の後、店長をはじめ営業、アフターサービス等を行うサービス、顧客対応等を担うカスタマースタッフの皆さんに、その理由を伺いました。

お客様起点が育む、職種を超えたチームワーク

四日市あかつき台店の強みは、お客様を起点に考え、営業、サービス、カスタマースタッフが職種の垣根を越えて自然に連携するチームワークです。

その土台となっているのが、販売計画やサービス計画、CS(顧客満足度)などの指標を全員で共有し、定期的に確認する徹底した目標管理です。

店長代理の牧田は、その積み重ねこそが店舗の強さだと話します。

牧田
牧田

まずはルールや目標を共有し、確実に実践することを大切にしています。一人ひとりが数字を意識しながら、お客様にしっかり向き合っています。

左から店長代理の牧田、営業課長の髙尾、店長の榎森 左から店長代理の牧田、営業課長の髙尾、店長の榎森

そのチームワークを支えているのが、受付や事務を担当する小川です。

納車準備や売上処理に加え、営業スタッフの状況に応じて来店対応や電話応対を担うなど、職種にとらわれず店舗全体を支えています。

小川はこう話します。

小川
小川

頼まれた仕事を優先しながら、効率よく進めることを意識しています。お客様とは世間話も交えながら、緊張をほぐせるよう心がけています。

営業の髙尾も、小川の存在は欠かせないと言います。

髙尾
髙尾

営業の状況をよく見て、必要なときに自然とフォローしてくれるんです。営業がお客様としっかり向き合えるのは、小川が架け橋になってくれているからです。

こうした連携は、それぞれの仕事にも共通する考え方として根付いています。営業スタッフが大切にしているのは、販売台数だけではなく、お客様一人ひとりに寄り添うことです。

牧田
牧田

大事なのは、お客様にとって最善であること。無理のない買い方やタイミングも含めて提案しています。『次は何を買えばいい?』と気軽に相談していただけるような関係を築きたいですね。

サービススタッフの役割は、不具合を直すことだけではありません。安心してカーライフを送っていただくために、お客様の不安を取り除くことも大切な仕事です。

カスタマースタッフの小川と工場長の和田 カスタマースタッフの小川と工場長の和田

工場長の和田はこう語ります。

和田
和田

お客様自身も気づいていない不具合を見つけて、『ありがとう』と言っていただけるとうれしいです。高額な整備が必要な場合は営業とも連携し、修理と乗り換えのどちらがお客様のためになるのか、一緒に考えます。『またお願いしたい』と思っていただけることが、この仕事のやりがいです。

営業もサービスも、そしてカスタマースタッフも役割は違っても、目指しているのは「お客様にとって何が最善か」というただ一つの答えです。

おのおのがお客様を起点に考えることで、Hondaフィロソフィーが掲げる「三つの喜び」を、日々の仕事の中で自然に形にしていました。

信頼して任せる。その積み重ねがチームを育てる

四日市あかつき台店のチームワークは、一朝一夕に生まれたものではありません。その原点にあるのは、「信頼して任せる」という店長・榎森の考え方です。

Honda Cars 三重北 四日市あかつき台店の店内 Honda Cars 三重北 四日市あかつき台店の店内。お客様がゆったり過ごせる商談スペースやキッズスペースを備える
榎森
榎森

若い頃は、自分も現場に入って一緒に業務をするのが店長の役割だと思っていました。でも今は、牧田や髙尾、小川たちに任せるようになりました。それぞれが役割を担い、その積み重ねが次の世代につながっていく。それが組織であり、チームだと思っています。

店長がすべてを抱え込むのではなく、信頼して任せる。その姿勢が、一人ひとりの主体性と責任感を育んできました。

その文化を支えているのが、誰もが意見を言いやすい職場づくりです。

工場長の和田は、自身の経験を振り返ります。

和田
和田

若い頃に言いたいことがあっても言えなかった経験があり、だからこそ、相談しやすく働きやすい職場にしたいと考えています。定期的に意見交換の場を設け、課題や改善点を話し合っています。

榎森氏

榎森も、その姿勢を信頼しています。

榎森
榎森

和田は管理職になってから『風通しの良いチーム』を一貫して大切にしていて、どんなタイミングでも話を受け止め、必ず言葉で返してくれる。だからこそ、みんなが話しやすい環境になっています。

こうした環境の中で、スタッフ一人ひとりも主体的に考え、行動するようになっていきました。営業課長の髙尾は、最優秀拠点賞を受賞した経験をこう振り返ります。

髙尾
髙尾

日本一を獲った翌年は、この先も結果を出さなければというプレッシャーがありました。ただ、賞や数字を意識し過ぎるのではなく、改めて目の前のお客様と向き合うことの大切さに気づきました。一人ひとりのお客様にしっかり向き合い、困りごとを解決していく。その積み重ねが、結果として店舗全体の成果にもつながっていくんだと思います。

店長が信頼して任せること、管理職が相談しやすい環境をつくること、そして一人ひとりがその期待に応えようと動くこと。その積み重ねが、四日市あかつき台店の4年連続受賞を支えていました。

店舗の受賞歴 店舗には最優秀拠点賞にとどまらず個人でも多くの受賞歴があります

未来へつなぐ「喜び」の連鎖

4年連続最優秀拠点という結果は、ゴールではありません。四日市あかつき台店が大切にしているのは、人を信頼し、お客様に向き合う姿勢を次の世代へ受け継いでいくことです。

榎森は話します。

榎森氏と髙尾氏
榎森
榎森

まずはスタッフが毎日元気に働けて、それぞれが主体的に行動し、それが次の世代にうまく回っていけば、組織はちゃんとチームになっていく。そういう文化や風土を伝えていきたいと思っています。

髙尾も、これから先を見据えます。

髙尾
髙尾

お客様に信頼され、喜んでいただくために、商品の勉強をして情報をしっかりお伝えすることが大事。自分も喜びを感じられるよう、目標に向けて成長していきたいです。

Hondaフィロソフィーが掲げる「買う喜び」「売る喜び」「創る喜び」。四日市あかつき台店では、その言葉が理念として掲げられているだけではありません。

取材を通して印象に残ったのは、スタッフが話すたびに「小川さんのおかげです」「和田さんのおかげです」と自然に仲間への感謝の言葉が返ってくることでした。

お客様を思い、仲間を信頼し、一人ひとりがその想いを次の世代へつないでいく。

その積み重ねが、お客様に選ばれ続ける四日市あかつき台店の文化を育んでいました。

Honda Cars 三重北 四日市あかつき台店スタッフ

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