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対戦結果

対戦結果

第82回 都市対抗野球南関東大会

6月19日(日)
試合会場:QVCマリンフィールド

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9
かずさマジック 0 0 0 0 0 2 0 0 0 2
Honda 0 0 0 1 0 0 0 0 2X 3
バッテリー Honda かずさマジック
投手:筑川-佐藤

二塁打
三塁打
本塁打

9回裏に逆転サヨナラ勝ち!!8年連続26回目の都市対抗出場が決定。

昨日の第一代表決定戦で日本通運に4-5で敗れ、第二代表決定戦となったこの日。従業員の皆様や応援して頂いているファンの方々に安心をして頂く為にも是が非でもここで決めたい試合となった。

この大事な試合の先発を任されたのは筑川。前回も準決勝でかずさマジック戦に登板し、勝利を収めている。この日も筑川は、前回同様、テンポよく、かずさマジック打線を抑えていく。初回は3者凡退。2回は1安打を許すも無失点。3回は先頭打者に四球を与えるもキャッチャー佐伯が盗塁を刺すなどで相手にチャンスを与えず、無失点。4回は3者凡退と、さすがエースといえる投球を披露する。

一方、打線の方は、準決勝でのかずさマジック戦は、11点を奪うも猛攻を見せたのだが、この日は相手ピッチャーを捕まえることができず、3回まで無得点に抑えられる。試合が動いたのは4回。先頭の3番多幡が相手ショートの1塁への悪送球で出塁し、無死2塁とすると、続く4番西郷がライト前ヒットを放ち無死1,3塁のチャンスを作る。ここで5番小板がきっちり犠牲フライを放ち、1点を先制する。

筑川はこの1点を守るべく、5回も3者凡退で抑え、序盤5回までは、1-0で折り返す。しかし、6回、かずさマジックにワンチャンスをものにされる。先頭打者にライト前ヒットを許すと、続く打者に送りバントを決められ、1死2塁。この場面で、続く相手1番バッターに左中間を抜かれる長打を打たれ、同点される。さらに、この打球を外野と内野の中継ミスが生じ、バッターランナーにこの隙をつかれ、一気にホームインを許し、2点目も奪われてしまう。これで1-2となり、形勢が完全に逆転し、逆に1点を追う立場となる。

打線は、この1点を追い、何とか反撃に出るが、ランナーをスコアリングポジションに送りはするのだが、準決勝を合わせても初めてHondaからリードを奪い、勢いが出たかずさマジックを捕まえることができず、そのまま無得点のまま、9回に突入してしまう。一方、筑川も、1-2から我慢の投球で、7・8回をきっちり3者凡退に抑え、味方の逆転を待つ。しかし9回表、筑川は相手先頭バッターにレフト前ヒットを許し、続くバッターに送りバントを決められ、1死2塁となったところで、マウンドを降りる。結局8回2/3を投げ、113球4安打1四球5三振2失点といういう内容であった。味方の援護がなく、勝った状態での交代とは行かなかったが、エースとして、立派にこの大事な試合での大役を果たした。そして、このエースの後、リリーフしたのは、佐藤。この9回での追加点は致命的ともなりかねないこの場面で、相手主軸の3番バッターを見逃し三振、4番をファーストゴロに仕留め、見事、このピンチを脱する。

そして、1-2のまま、迎えた9回裏。劇的なドラマが待っていた。まず、先頭の5番小板がショート内野安打となるヒットを放つ。続く6番川戸がきっちり送りバントを決め、1死2塁。一打同点となるこの場面で、7番はベテランの開田。双方、かなりの緊迫感があったこの場面で思い切りスイングをするも、2球空振り。何とかカウント2-3に持っていき、迎えた6球目。開田が振った打球は、レフト線に鋭い当たりとなり、値千金のタイムリーヒット。この打球で、2塁ランナーの小板が生還し、同点となった。さらに打った開田は2塁に進み、再び1死2塁となり、今度は一気に逆転のチャンスとなる。続く8番佐伯は敬遠の四球で1死1,2塁。続く9番矢尾は、一打決めれば、逆転サヨナラの行け行けムードの中、さすがベテランの落ち着きを見せ、きっちりボール球を見極め、四球を勝ち取り、1死満塁となる。そして、途中出場をしていた1番岡野にまわる。岡野はきっちりボール球を見極め、カウント0-3となる。ボールを投げればその時点でサヨナラ押し出しとなるこの場面。しかし、さすがかずさマジックも、もう負けられない状態で、JFE東日本に勝ってきただけあり、ここはきっちり、カウント2-3まで持っていく。そして、続く6球目を岡野は打ち上げてしまい、セカンドフライとなり、2死満塁と変わる。岡野でここで決められず、ベンチのムードも同点どまりを意識させられたこの場面で迎えるは2番小手川。小手川は、普段から居残り練習をするなど、明るくまじめなキャラクターであるが、ここでは相手ピッチャーも落ち着きを取り戻しており、カウント2-1と追い込まれてしまう。そして迎えた5球目。小手川の振った打球はピッチャーの足元を抜け、センター方向へ行く。相手ショートが必死に追うも、そのまま打球はセンターへ転がり、サヨナラ!!!!!この瞬間、Hondaの8年連続26回目の都市対抗出場が決まる。長谷川新監督としては、もちろん初めての出場となるが、見事も就任初年度から結果を出した形となった。

この南関東大会の第一代表、第二代表決定戦ともに、本当に緊迫感のある1点を争う攻防となり、チームも選手も大きな収穫を得た大会となった。本戦は10月22日から京セラドーム大阪での開催となるが、残り4ヶ月間、都市対抗で優勝すべく、この大会で得た経験を活かし、再び始動していく。

最後に応援して頂いた従業員の皆様、ファンの方々、本当にありがとうございました。本戦も2年ぶりの黒獅子旗獲得を目指し、精一杯頑張りますので、今後ともHonda硬式野球部へのご支援、ご声援の程、よろしくお願いいたします。