2011年に発生した東日本大震災後、復興支援を目的に誕生した日米の次世代リーダー育成を目指す米日カウンシルと米国大使館が主導する「TOMODACHI イニシアチブ」。その趣旨に賛同したHondaは2015年度から同イニシアチブに参画し、2018年度より「TOMODACHI Honda グローバル・リーダーシップ・プログラム」を実施しています。
昨年までは東北の高校生のみを対象としていましたが、今年は対象を拡大し、“全国”から希望者を募り、Hondaのコーポレートスローガン、夢の力「The Power of Dreams」を、プログラムを通して体感してもらいました。
今回参加した20名の高校生の内、半数以上にとって「初めての海外」。日本を飛び出した彼らを待っていたのは、見たこともない風景、体験、そして感動でした。
この夏、北は北海道、南は沖縄から集まった高校生たちが、異国の地で感じた「夢の力」とは?彼らの感じた“想い”を中心に、2週間に渡るプログラムの内容をお届けします。
8月18日(土)
まるで日本のような「リトル東京」で、
ウクレレや書道を体験!
8月20日(月)
夢の詰まった絵本がずらり! 絵本の美術館で、
アート体験!
8月21日(火)
“夢の力”が生まれる場所「ホンダ・オブ・
アメリカ工場」に感動! /
Transportation Research Centerのバスツアーに大興奮!
8月22日(水)
日本語クラスの高校生たちと異文化交流!
8月24日(金)
スポーツで夢を届ける。全米トップクラスの
人気を誇るチームのスタジアムに潜入!
8月27日(月)
心に響いた、佐藤琢磨さんの言葉「夢は叶う」 /
The Power of Dreams 成果発表で、
「夢を叶える!」と英語で強く宣言した高校生たち
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〜夢の力を知った高校生たちの変化と成長〜
2019年2月9日(土)、今回のプログラムの総仕上げとなるフォローアップ研修を、
東京・南青山にあるHonda本社にて実施。
初めての連続だった異国の地・アメリカから帰国して、どんな変化があったのでしょうか?
「久しぶりだね!」から始まった会話は、弾みっぱなし! 仲間たちと再会できた喜びから、終始笑顔の高校生たちでした。
プログラムに参加した前と後で変わったこと、そしてこれからの目標や夢を発表するために、各自ノートにペンを走らせ、発表の準備。その表情は真剣そのものでした。
一人ひとりが目を輝かせ、夢や目標を発表したプレゼンテーション。
そのなかから、淵川哲志くん、松田小和さんの2名のスピーチをご紹介します。
「帰国後、現地での体験を語る機会が多くあり、自分が関わる人たちに“世界の広さ”を伝えることができたのは、とてもうれしかったです。地元のラジオ局『エフエムやつしろ』にゲスト出演し、パーソナリティの方とアメリカでの経験を話すことができたことも、その一つです。そういったことを通じて、もっと地元と海外の交流を増やす活動にも注力したいと考えるようになりました。
また夢であるジャーナリストになるために、帰国後から書評を始めました。これからも、アメリカでの経験を活かし、夢に向かって前進していきたいです」
「日本では最近、児童虐待のニュースが世間を騒がせています。一方、アメリカはコミュニティの絆が深く、虐待防止の取り組みも進んでいます。そうした事実を知り、将来は心理カウンセラーとして、児童相談所で働くのが私の夢になりました。
帰国後に参加した弁論大会のテーマも『児童虐待』にしました。県大会、九州大会を勝ち上がり、来年全国大会に出場することになっています。自分の意見を堂々と言えるようになったのも、プログラムに参加したおかげです。これからも現地で学んだ「夢の力」を信じ、夢を追い続けたいです」
研修には、高校生たちが訪れたアメリカン・ホンダモーター ステファン・モリカワ(Stephan Morikawa)さんと、
本田技研工業 ブランド・コミュニケーション本部 ブランド部部長 小田嶋 淳さんも参加。
二人のコメントをご紹介します。
「アメリカン・ホンダモーター創立25周年を迎えた際に、本田宗一郎は、私に『俺の夢は、失敗を恐れないことだ』と言いました。1つの夢を持つことは、1000回の失敗よりも大切なことです。Hondaが掲げる『The Power of Dreams』には、挑戦が不可欠です。だからどんな高い壁にもめげず、前進し続けてください。そうすればきっと、みなさんの夢は叶うはずです」
「Hondaの従業員は、いくつになっても『夢だ夢だ』と言います。なぜなら誰かのためになることは、とても大きな喜びにつながるからです。既にみなさんは、アメリカでの経験を誰かに話すことで、夢を与えられる人になりました。これからもぜひ、周囲への感謝を忘れず、さまざまな気付き(発見)を大切にし、多くの人たちに自分の夢を発信し続けてください」
アメリカでの経験は、高校生たちの心に深く刻まれ、さまざまな影響を与えていました。
印象的だったのは、夢がはっきりしていなくても、みな共通して、
「いつか自分の夢を見つけ、叶える」と力強く語っていたことです。
そこには、夢を持つことがチカラになることを知り、大きく成長した彼らの姿がありました。
アメリカで過ごした時間は、高校生たちにとって、「夢に向き合うことの大切さ」「チャレンジすることの重要さ」を考える機会となりました。夢がはっきりしていなくても、
みな共通して「いつか自分の夢を見つけ、叶える」と力強く語っていたことが印象的。
そこには、夢を持つことがチカラになることを知り、大きく成長した彼らの姿がありました。
『The Power of Dreams』。
高校生たちの夢への挑戦は、
まだ始まったばかりです。
Hondaは今後も、
夢を求めて実現していこうとする人々を
応援していきます。
恥ずかしかった私を
変えてくれた2週間