期待に胸をふくらませて
地元の児童館に集まった子どもたち。
「はーい。はじめるよ。みんな、今日は宜しくお願いします」
今日は「楽しい!」を手づくりする日。
Hondaのボランティアスタッフと一緒に
「ミニASIMO」づくりにチャレンジします。
「わー、なんだ?コレ?」
配られたのは、ダンボールでできた、たった2枚の台紙。これが1時間後には「ミニASIMO」になります。
子ども達は本当につくれるのかな…と、ちょっと不安を抱えながら、モノづくりをスタートさせます。
「本物の「ASIMO」は足からつくられたんだ。だからみんなもはじめに足をつくってみようか!」
スタッフの説明を聞きながら、順番にパーツをつくっていく子ども達。
ハサミは不要。パーツとパーツを接着剤で止めるだけ。
1.
台紙からパーツを外します。
指で押すだけ!
2.
パーツを折って組み立てます。
折り線にそって丁寧に…。
3.
接着剤をつかってパーツと
パーツをくっつけます。
4.
少しの間クリップで固定。
「20秒待ちましょう!」
(スタッフ)
できた!
やさしくアドバイスをしてくれるスタッフ。ときには…
子ども達には、考えることも知って欲しいから
考えたぶんだけ、ますます楽しいモノづくり。
工程がすすむにつれ、みんなもう夢中。
子ども達同志で教えある風景も。
そうしていくうちに、
だんだんゴールが近づいてきました。
斜めにならないように丁寧にシールを貼って。
「カラダ」と「カラダ」を組み立てます。
これでミニASIMOの完成です。
ケンジくん
樫村さん
取り組んでいるときの子ども達の真剣な表情。そして、やりとげたときの大きな笑顔。
そのピュアな笑顔のはじける瞬間がいいですよね。それが見たくてこのボランティアを継続しています。今日も子ども達から素敵な笑顔をもらいました。僕の方こそ、「ありがとう」という気持ちです。
奥村さん
5年間続けていますが、このボランティアの楽しみのひとつが子ども達の意外性。それぞれ個性があっておもしろい。騒いだり、はしゃいだり、手順どおりにつくらなかったり。いつも大さわぎ(笑)。そういう個性の違いを見抜き、ゴールへと導いてあげるのが私たちスタッフの役割。今日もどうにか、その役割を果たすことができてホッとしています。
松平さん
今日、はじめて参加したのですが、とても面白かったです。小さい子どもが集中して「ミニASIMO」をつくり上げるときのエネルギッシュな雰囲気。それがこんなにすごいとは思いませんでした。私は普段、Hondaの研究所でモノづくりをしていますが、私と同じようにモノづくりを通じた興奮を、今日、子ども達は経験してくれたんじゃないかな。そうだとしたら、うれしいですね。