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2009年05月27日 ニュースリリース

「自動車リサイクル法」による2008年度の再資源化等の状況を公表

 Hondaは、自動車リサイクル法に基づく、フロン類、エアバッグ類、シュレッダーダスト(Automobile Shredder Residue 以下、ASR)の2008年度再資源化等の実績を公表した。

 フロン類は、前年実績29万台より3万1千台増えて32万台を処理した。

 エアバッグ類は、前年実績11万6千台より5万台増えて16万6千台を処理。回収での再資源化率は、94.5%と法定基準85%を大幅に超える結果となった。

 ASRの引取台数は、前年実績37万6千台より1万6千台増えて39万1千台を処理。重量にして7万3千トンであり、その内5万9千トンを再資源化した。その結果、ASR再資源化率は、80.5%となった。前年度の再資源化率77.8%に対して2.7%向上し、昨年に引き続き、2015年の基準値70%を大幅に超える結果となった。

 これら三品目を処理するために要した費用は、前年実績30億7,285万円より4億2,466万円増えて34億9,751万円となった。資金管理法人から払い渡しを受けた預託金総額は、35億2,526万円であったことから、2,774万円の黒字となった。

 Hondaは今後も、リサイクル率の向上と適正処理に向け、努力を継続していく。

2008年度の使用済自動車再資源化等の概要

期間

2008年4月1日〜2009年3月31日

再資源化量

品目 項目 2008年度 2007年度 2006年度 2005年度
フロン類 引取重量 (1)CFC引取重量(kg)
(2)HFC引取重量(kg)
合計引取重量((1)+(2)/kg)
14,488.2
84,030.1
20,890.8
67,149.1
27,030.6
50,389.6
30,404.6
34,147.2
98,518.3 88,039.9 77,420.2 64,551.9
引取台数 (1)CFCの引取台数(台)
(2)HFCの引取台数(台)
合計引取台数((1)+(2)/台)
55,141
265,965
77,822
211,930
97,075
152,083
103,463
99,379
321,106 289,752 249,158 202,842
エアバッグ類 引取個数 (1)回収個数(個) ※1
(2)作動個数(個) ※2
合計引取個数((1)+(2)/個)
37,586
339,162
28,151
217,668
23,951
132,533
18,569
76,853
376,748 245,819 156,484 95,422
引取台数 (1)回収台数(台)
(2)作動台数(台)
(3)一部回収/一部作動台数(台)
合計引取台数((1)+(2)+(3)/台)
18,817
147,312
112
15,186
100,681
188
13,379
64,170
150
11,681
38,326
120
166,241 116,055 77,699 50,127
再資源化
重量
引き取ったガス発生器の総重量(kg) …A
引き取ったガス発生器で再利用できる状態にした総重量(kg) …B
26,244.1
24,793.5
19,172.2
18,042.4
16,191.9
15,237.9
8,485.2
7,932.6
ASR 引取台数 (1)引取使用済自動車台数(台)
(2)委託全部利用投入解体自動車台数(台)
合計引取台数((1)+(2)/台)
358,212
33,171
335,597
39,909
289,062
44,184
229,247
32,402
391,383 375,506 333,246 261,649
引取重量 (1)引取ASR重量(t)
(2)委託全部利用引取ASR相当重量(t)
引取重量合計((1)+(2)/t) …C
66,941.1
6,112.0
59,012.5
6,960.4
49,327.2
7,617.5
38,779.0
5,579.8
73,053.1 65,972.9 56,944.7 44,358.8
再資源化
重量
(1)リサイクル施設投入ASR重量(t)
(2)リサイクル施設排出残渣重量(t)
(3)再資源化重量((1)-(2)/t)
(4)委託全部利用投入ASR相当重量(t)
(5)委託全部利用排出残渣重量(t)
(6)再資源化重量((4)-(5)/t)
再資源化重量合計((3)+(6)/t) …D
59,033.8
6,229.9
48,836.0
4,395.6
36,075.6
4,282.2
24,613.3
2,986.4
52,803.9 44,440.4 31,793.4 21,626.9
6,112.0
94.4
6,960.4
92.7
7,617.5
343.0
5,128.9
117.0
6,017.6 6,867.7 7,274.5 5,011.9
58,821.5 51,308.1 39,067.9 26,638.8
減量されたASR重量(t) …E
0.0 0.0 0.0 369.8

再資源化率

品目 項目 2008年度 2007年度 2006年度 2005年度
エアバッグ類
B/A
ガス発生器の再資源化率(%) ※3 94.5 94.1 94.1 93.5
ASR
D/(C+E)
自動車破砕残渣の再資源化率(%) ※4 80.5 77.8 68.6 59.6

収支

品目 項目 2008年度 2007年度 2006年度 2005年度
フロン類 払い渡しを受けた再資源化等預託金の額(円)
再資源化等に要した費用の総額(円)
収支(円)
685,391,246
686,964,522
△1,573,276
 612,149,028
634,059,457
△21,910,429
522,179,038
547,246,514
△25,067,476
423,939,280
445,389,475
△21,450,195
エアバッグ類 払い渡しを受けた再資源化等預託金の額(円)
再資源化等に要した費用の総額(円)
収支(円)
321,027,135
343,792,931
△22,765,796
215,309,636
247,433,915
△32,124,279
139,247,869
167,041,139
△27,793,270
87,113,120
112,578,947
△25,465,827
ASR 払い渡しを受けた再資源化等預託金の額(円)
再資源化等に要した費用の総額(円)
収支(円)
2,518,837,544
2,466,755,918
52,081,626
2,278,548,463
2,191,356,080
87,192,383
1,955,838,038
1,915,981,327
39,856,711
1,518,313,530
1,468,455,387
49,858,143
三品目合計 払い渡しを受けた再資源化等預託金の額(円)
再資源化等に要した費用の総額(円)
収支(円)
3,525,255,925
3,497,513,371
27,742,554
3,106,007,127
3,072,849,452
33,157,675
2,617,264,945
2,630,268,980
△13,004,035
2,029,365,930
2,026,423,809
2,942,121
  • ※1車体からエアバッグを取り外して、インフレータを回収し、再資源化施設にてリサイクルする方法。
  • ※2車体に取り付けたままエアバッグを展開しリサイクルする方法。
  • ※3エアバッグ類再資源化率=回収金属重量/回収インフレータ重量
  • ※4ASR再資源化率=
※4 ASR再資源化率= (リサイクル施設投入ASR重量-排出残渣重量)+(全部利用ASR相当重量-排出残渣重量)

引取ASR重量+全部利用ASR相当重量

基準適合施設名(自動車破砕残渣処理基準適合施設)

 Hondaが使用した自動車破壊残渣処理基準適合施設は、「豊通リサイクル(株)ASR再資源化事業部」のホームページにて閲覧が可能。
 豊通リサイクル(株)ASR再資源化事業部http://www.toyotsurecycle.co.jp/asr/index.html

Hondaの自動車リサイクル法への取り組み等は、Hondaホームページにて閲覧が可能。

 http://www.honda.co.jp/auto-recycle/