本田技研工業(株)は、1958年の発売以来生産累計2,500万台※以上を記録し、多くの人々に愛用されているロングセラーのビジネスバイク「ホンダスーパーカブ」シリーズ(50cc、70cc、90cc)に、パンクの防止に優れた効果を発揮する新開発の「TUFFUPチューブ」を標準装備し、12月17日より発売します。
※1996年10月末現在2,528万台(ホンダ調べ)。
販売計画台数(国内・年間)
シリーズ合計
140,000台
メーカー希望小売価格
スーパーカブ 50
スタンダード
155,000円
ビジネス
155,000円
デラックス
165,000円
カスタム
185,000円
スーパーカブ 70
デラックス
170,000円
カスタム
190,000円
スーパーカブ 90
デラックス
177,000円
カスタム
197,000円
プレスカブ
スタンダード
170,000円
デラックス
182,000円
(地域希望小売価格の一例:北海道は8,000円高、沖縄は5,000円高、その他一部地域を除く。)
(参考価格。消費税を含まず。)
このスーパーカブシリーズは、抵燃費や低オイル消費などの経済件や、耐久性、静粛性に優れた空冷・4サイクル・OHC・単気筒エンジンを搭載し、乗り降りが容易にできる低床バックボーン式フレームや、足元への泥はねや走行風を低減させる大型レッグシールド、チェンジ操作の簡単な自動遠心クラッチなど使い勝手の良さで好評を得ているモデルです。
プレスカブは、「スーパーカブ50」をべ一スに、新聞などの配達に便利な大型リアキャリアや、大型フロントバスケットを標準装備。さらに、フロントバスケット前部にヘッドライトを装備するとともに、ポジションランプをハンドル中央部に、フロントウインカーをフロントキャリア下部に配置するなど、早朝や夜間の集配業務の使い勝手を考慮したモデ ルです。
今回、これらの優れた基本特性はそのままに、パンクの防止に優れた効果を発揮する新開発の「TUFFUPチューブ」を採用することで、パンクの発生に対する不安を軽減しさらに使い勝手の向上を図っています。
排気量は原付免許で乗れる50ccの他、70ccと90ccの3種類を設定し(プレスカブは50ccのみ)、業務用から通勤まで幅広い用途に応えられるものとしています。
TUFFUPチューブの構造
チューブを空気室と液室の二重構造とし、新開発のパンク防止液を液室に製造段階で封入しています。
TUFFUPチューブの特徴
- 1.液室が常に空気圧で加圧されているため、液室のどの部分に孔が空いても、その孔が塞がるまでパンク防止液が押し出されます。
- 2.空気室と液室が互いに独立しているため、修理などでチューブから空気を抜いたときに、防止液がバルブから漏れることが無く、またバルブに防止液が付着して空気漏れを起こす心配もありません。
- 3.釘などで孔が空いた箇所が、タイヤの上部に位置したまま長期間経過した場合でも防止液が上部に残るため、気密牲が保たれ空気漏れが起こりにくくなっています。
主要諸元
通称名 |
スーパーカブ50 |
スーパーカブ70 |
|||||
タイプ |
スタンダード |
ビジネス |
デラックス |
カスタム |
デラックス |
カスタム |
|
車名・型式 |
ホンダ・A-C50 |
ホンダ・C70 |
|||||
全長(m) |
1.800 |
1.835 |
1.800 |
1.835 |
|||
全幅(m) |
0.660 |
||||||
全高(m) |
1.010 |
1.030 |
1.010 |
1.030 |
|||
軸距(m) |
1.175 |
1.180 |
1.175 |
1.180 |
1.175 |
||
最低地上高(m) |
0.130 |
||||||
シート高(m) |
0.735 |
||||||
車両重量/乾燥重量(kg) |
78/74 |
79/75 |
82/78 |
81/77 |
82/78 |
||
乗車定員(人) |
1 |
2 |
|||||
燃費(km/l)定地走行テスト値 |
135.0 |
130.0 |
135.0 |
160.0 |
60.6(60km/h) |
||
最小回転半径(m) |
1.8 |
1.9 |
|||||
エンジン型式 |
C50E(空冷・4サイクル・OHC・単気筒) |
C70E(空冷・4サイクル・OHC・単気筒) |
|||||
総排気量(cm3) |
49 |
72 |
|||||
内径×行程(mm) |
39.0×41.4 |
47.0×41.4 |
|||||
圧縮比 |
10.0 |
9.0 |
|||||
最高出力(PS/rpm) |
4.5/7,000 |
6.0/7,000 |
|||||
最大トルク(kgm/rpm) |
0.52/4,500 |
0.68/5,000 |
|||||
キャブレター型式 |
PB77 |
PB78 |
PB61 |
PB62 |
|||
始動方式 |
キック式 |
キック式セルフ式併設 |
キック式 |
キック式 |
|||
点火装置形式 |
CDI式マグネット点火 |
||||||
潤滑方式 |
圧送飛沫併用式 |
||||||
潤滑油容量(L) |
0.8 |
||||||
燃料タンク容量(L) |
4.0 |
||||||
クラッチ形式(操作方式) |
湿式多板コイルスプリング(自動遠心式) |
||||||
変速機形式 |
常時噛合式 3段リターン※ |
常時噛合式3段ロータリー |
常時噛合式3段リターン※ |
常時噛合式4段リターン※ |
常時噛合式3段リターン※ |
||
変速比 |
1速 |
3.272 |
3.181 |
3.272 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|
2速 |
1.764 |
1.705 |
1.722 |
||||
3速 |
1.190 |
1.238 |
1.190 |
||||
4速 |
- |
0.958 |
- |
||||
減速比(1次/2次) |
4.058/3.076 |
4.058/3.230 |
4.058/3.076 |
4.058/3.230 |
4.058/2.571 |
||
キャスター(度)/トレール(mm) |
26°30'/75 |
||||||
タイヤサイズ |
前 |
2.25-17 33L |
2.25-17 33L |
||||
後 |
2.25-17 38L |
2.50-17 43L |
|||||
ブレーキ形式 |
前/後 |
機械式リーディング・トレーリング |
|||||
懸架方式 |
前 |
ボトムリンク式 |
|||||
後 |
スイング・アーム式 |
||||||
フレーム形式 |
バックボーン |
通称名 |
スーパーカブ90 |
プレスカブ50 |
|||
タイプ |
デラックス |
カスタム |
スタンダード |
デラックス |
|
車名・型式 |
ホンダ・HA02 |
ホンダ・A-C50 |
|||
全長(m) |
1.805 |
1.840 |
|||
全幅(m) |
0.660 |
0.675 |
|||
全高(m) |
1.015 |
1.035 |
1.010 |
1.020 |
|
軸距(m) |
1.175 |
1.180 |
|||
最低地上高(m) |
0.135 |
0.130 |
|||
シート高(m) |
0.735 |
||||
車両重量/乾燥重量(kg) |
84/80 |
86/82 |
|||
乗車定員(人) |
2 |
1 |
|||
燃費(km/l)低地走行テスト値 |
60.0(60km/h) |
115.0(30km/h) |
|||
最小回転半径(m) |
1.8 |
||||
エンジン型式 |
HA02E(空冷・4サイクル・OHC・単気筒) |
C50E(空冷・4サイクル・OHC・単気筒) |
|||
総排気量(cm3) |
85 |
49 |
|||
内径×行程(mm) |
47.0×49.5 |
39.0×41.4 |
|||
圧縮比 |
9.1 |
10.0 |
|||
最高出力(PS/rpm) |
7.0/7,000 |
4.5/7,000 |
|||
最大トルク(kgm/rpm) |
0.79/5,500 |
0.52/4,500 |
|||
キャブレター型式 |
PB48 |
PB58 |
PB22 |
||
始動方式 |
キック式 |
キック式セルフ式併設 |
キック式 |
||
点火装置形式 |
CDI式マグネット点火 |
||||
潤滑方式 |
圧送飛沫併用式 |
||||
潤滑油容量(l) |
0.8 |
||||
燃料タンク容量(l) |
4.0 |
||||
クラッチ形式(操作方式) |
湿式多板コイルスプリング(自動遠心式) |
||||
変速機形式 |
常時噛合式3段リターン※ |
常時噛合式3段ロータリー |
|||
変速比 |
1速 |
2.833 |
3.272 |
||
2速 |
1.647 |
1.823 |
|||
3速 |
1.045 |
1.190 |
|||
4速 |
- |
- |
|||
減速比(1次/2次) |
4.058/2.600 |
4.058/3.230 |
|||
キャスター(度)/トレール(mm) |
26°30'/75 |
||||
タイヤサイズ |
前 |
2.50-17 38L |
2.25-17 33L |
||
後 |
2.50-17 43L |
2.50-17 38L |
|||
ブレーキ形式 |
前/後 |
機械式リーディング・トレーリング |
|||
懸架方式 |
前 |
ボトムリンク式 |
|||
後 |
スイング・アーム式 |
||||
フレーム形式 |
バックボーン |
※リターン式は停車時のみロータリー式になるチェンジ機構です。