本田技研工業(株)は、昭和61年4月の発売以来、250ccクラスで唯一のカムシャフトをギヤ(歯車)で駆動する精密なエンジンや、軽量で高剛性のアルミ製フレームなどスポーティな装備と走り味で好評のCBR250FOURに、装備の充実と出力特性を一段と向上した「ホンダ・CBR250R」をタイプ追加し3月20日より発売する。
このCBR250Rには、新たに空力特性に優れた小物入れ付のフルカバード・フェアリングや前後分離タイプのシートを採用するなど、一層スポーティなデザインとしている。
また、従来のアルミ製フレームに加え、後輪には軽量・高剛性のアルミ製リアフォーク、ステップまわりにもジュラルミン製のペダルを採用するなど高級素材を多用している。さらに後輪ブレーキをディスクタイプに変更し、前輪2枚後輪1枚のトリプル(3枚)ディスクブレーキとするなど、より充実した装備としている。
エンジンは、カムシャフトをギヤ(歯車)で駆動する水冷・4サイクル・DOHC・4気筒で、キャブレターのボア径アップや排気管(ステンレス製)の容量アップにくわえ、吸・排気弁の大径化と細軸化(4.0mm→3.5mm)などにより吸・排気効率の向上をはかっている。
また動弁系やピストンピン、クランク系慣性重量の軽減など往復運動系部品の徹底軽量化を追求することなどにより、エンジン回転数のレッドゾーン入口を従来の17,000rpmから18,000rpmへと向上させている。これらにより低回転域から高回転域まで、より巾広い回転域で俊敏かつ応答性にすぐれたスポーツ走行に適したものとなっている。
また標準現金価格は、従来タイプに対し10,000円高に抑えている。
販売計画(国内・年間)
20,000台(シリーズ合計)
全国標準現金価格
559,000円
―従来タイプの10,000円高―
(北海道・沖縄及び一部離島を除く。)
主要諸元
型式 | MC17 | |
全長(m) | 2.000 | |
全幅(m) | 0.680 | |
全高(m) | 1.120 | |
軸距(m) | 1.365
|
|
最低地上高(m) | 0.140 | |
シート高(m) | 0.750 | |
車両重量(kg) | 155 | |
乾燥重量(kg) | 139 | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 48.5(50km/h定地走行テスト値) | |
最小回転半径(m) | 2.7 | |
エンジン型式 | MC14E・水冷4サイクルDOHC4バルプ4気筒 | |
総排気量(cm3) | 249 | |
内径×行程(mm) | 48.5×33.8 | |
圧縮比 | 11.0 | |
最高出力(PS/rpm) | 45/15,000 | |
最大トルク(kg-m/rpm) | 2.6/10,500 | |
始動方式 | セルフ | |
点火方式 | フルトランジスタ | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | 2.7 | |
燃料タンク容量(L) | 14 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.733 |
2速 | 2.000 | |
3速 | 1.590 | |
4速 | 1.333 | |
5速 | 1.153 | |
6速 | 1.035 | |
減速比(1次/2次) | 2.966/3.142 | |
キャスター(度) | 26°00′ | |
トレール(mm) | 97 | |
タイヤサイズ 前 | 100/80-17 52H | |
タイヤサイズ 後 | 130/70-17 62H | |
ブレーキ形式 前 | 油圧式ダブルディスク | |
ブレーキ形式 後 | 油圧式ディスク | |
懸架方式 前 | テレスコピック(円筒空気バネ併用) | |
懸架方式 後 | スイングアーム(プロリンク) | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
お客様からのお問い合わせは、 「お客様相談センター 0120-086819(オーハローバイク)」へお願い致します。