本田技研工業(株)は、快適な乗り心地と扱いやすさで定評のアメリカンスタイル、ホンダNV750カスタムの外観・デザインやフレームなどを一新し、「ホンダ・シャドウ」として4月15日より発売する。
このシャドウは、本格的なアメリカンスタイルのバイクにふさわしい力強い鼓動と躍動感を引き出す狭角(45度)V型2気筒(水冷4サイクル・SOHC)エンジンを搭載。クランクはホンダ独自の位相クランクを採用したことにより、バランサーなどが不要となり、理論的に一次振動“0”(ゼロ)を実現。さらに、フリクションや機械音などの低減をももたらしている。同時に、エンジン本体の幅狭化や軽量化とともに、車輌全体の軽量化も生みだしている。
燃焼室は、1気筒あたり3バルブ(吸気側2バルブ排気側1バルブ)・2プラグ方式を採用することにより、高吸排気効率と燃焼効率が得られ、特に、粘り強さを増した低・中速域トルクと力強いパワーにより、軽快な走りを実現している。また、タペット調整不要の、追従性にすぐれた油圧式バルブクリアランス・オートアジャスター機構を採用。
外観・デザインは、スリムなティアドロップ(涙滴)型フューエルタンク(メインタンク=7Lサブタンク=5.5L)と足つき性の良いセパレートシートを採用、これらがクロームメッキされたマフラーやサイドカバー、エアクリーナーカバーと相まって落ちついた、質感のあるアメリカンスタイルを作りだしている。
販売計画(国内・年間予定)
3,000台
全国標準現金価格
698,000円
その他の主な特徴
- ・急激なシフトダウン時にも安定した接地性を確保するワンウェイクラッチ採用のバックトルクリミッターを装着。
- ・重量感あふれるスチール製フロント/リアフェンダーを採用。
- ・ブレーキフィーリングの向上をはかる新設計のプッシュ式ロッド・リアブレーキ機構を採用。
- ・快適な高速走行と燃費の向上をもたらす5速プラスODギヤを装備。
- ・快適な乗り心地と卓越した走りをもたらすフロント・エアサスペンションと衝撃力に応じて、減衰力が2段階に変化するFVQリアダンパーを装備。
- ・チューブレスの大径タイヤを採用(フロント=100/90-19 57Hリア=140/ 90-15 70H)。
- ・クランクケースカバー、ヘッドライトリムやホイールの一部などにゴールドカラーパーツを採用し、グレード感を向上。
主要諸元
型式 | RC25 | |
全長(m) | 2.310 | |
全幅(m) | 0.805 | |
全高(m) | 1.190 | |
軸距(m) | 1.605 | |
最低地上高(m) | 0.145 | |
シート高(m) | 0.695 | |
車両重量(kg) | 236 | |
乾燥重量(kg) | 221 | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 44(60km/h定地走行テスト値) | |
最小回転半径(m) | 3.0 | |
エンジン型式 | RC14E・水冷4サイクルSOHC3バルブV型2気筒 | |
総排気量(cm3) | 749 | |
内径×行程(mm) | 79.5×75.5 | |
圧縮比 | 9.8 | |
最高出力(PS/rpm) | 60/7,000 | |
最大トルク(kg-m/rpm) | 7.0/5.500 | |
キヤブレター型式 | VD7A | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式 | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | 3.5 | |
燃料タンク容量(L) | メイン7.0+サブ5.5 | |
クラッチ形式 | 湿式多板ダイヤフラムスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン+ODギア | |
変速比 | 1速 | 2.294 |
2速 | 1.650 | |
3速 | 1.304 | |
4速 | 1.076 | |
5速 | 0.896 | |
6速 | 0.750 | |
減速比 | 3.400 | |
キャスター(度) | 33°00′ | |
トレール(mm) | 156 | |
タイヤサイズ | 前 | 100/90-19 57H |
後 | 140/90-15 70H | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ディスク(デュアルピストンキャリパー) |
後 | 機械式リーディングトレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式(円筒空気バネ併用) |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | ダブルクレードル |
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