LGBTQ+

Hondaはダイバーシティにおけるありたき姿を「多様な属性・価値観を持つ“個”が活き活きと輝くことで企業総合力の最大発揮をめざす」と描き、2019年より、性自認・性的指向・性表現などの多様な個を尊重し、LGBTQ+を自然に受け入れ、一人ひとりが自分らしく、個々の能力を存分に発揮でき、働きがいを感じられる風土醸成および制度と環境整備に取り組んでいます。

風土醸成 経営層・部長層セミナー、アライセミナー、管理職含む全従業員対象eラーニング、LGBT相談窓口
制度整備同性パートナーへの制度、ワーキングネーム、採用活動、健康診断、ユニバーサルトイレ・厚生施設
企業活動東京レインボープライドへ協賛、Business for Marriage Equality(婚姻の平等、同性婚の法制化)へ賛同

※LGBTやLGBTQIAなどセクシャリティの総称は複数の表記があります。
Hondaはあらゆる性の多様性を認めていることから、2023年よりLGBTQ+と表記していきます。


風土醸成

2019年~ 経営層セミナー
2020年~ 管理職層向けeラーニング
2021年~ 一般層向けeラーニング、ALLY(アライ)セミナー

※HondaのALLY(アライ):LGBTQ+の基礎知識および問題を自分事として捉え、支援者として自発的に考え行動する従業員、支援希望者へはアライステッカーを配布し、当事者が自分らしく働ける心理的安全の場であることを見えるようにすることで、誰もが安心して働ける職場づくりを目指し支援の輪を拡げています。


Hondaアライステッカー

Hondaアライステッカー
コンセプト:「親しみやすさと調和」「信頼と安心感」


eラーニング

LGBTQ+の基礎知識を習得するとともに、職場における対応を理解するための学習システムとなっており、具体的な事例を基に職場へのアクションにつなげる施策です。受講は全従業員を対象としています。具体的な内容は、基礎知識、環境認識、社会動向、当事者理解、日常対応の構成となっています。


アライセミナー

Hondaでは、LGBTQ+のアライ(理解者・支援者)としてふさわしい知識や考え方を共有するためのセミナーを定期的に実施しています。毎回、LGBTQ+に関するテーマを設定し、ゲストを招いてのトークセッションや従業員との意見交換などを通じて社内の風土醸成を促しています。


制度整備

2020年~ 
同性パートナーを配偶者として取り扱うことを適用
トランスジェンダーのワーキングネーム利用導入
LGBT相談窓口の設置

配偶者と同様の関係にある同性パートナーへ「慶弔⾦・休暇・社宅などの⼈事/福利厚⽣制度」を適用できるように環境を整備しました。


企業活動

2020年~ 東京レインボープライドへ協賛
2021年~ Business for Marriage Equality(婚姻の平等、同性婚の法制化)へ賛同

「性的少数者が、差別や偏見にさらされず、前向きに生活できる社会の実現」を目指した団体である「東京レインボープライド」への協賛や、婚姻の平等に賛同する企業を募る「Business for Marriage Equality」への賛同を行っています。

制度

同性パートナーに適用できる⼈事/福利厚⽣制度

休職育児休職、介護休職、配偶者転勤時休職
特別休暇慶弔休暇(結婚休暇、忌引休暇、法要休暇)、産後パートナー休暇、子の看護休暇、介護休暇
育児/介護支援制度時間外勤務の免除、時間外勤務の制限、短時間勤務、リモートワーク
特別贈与金結婚祝金、出産祝金、香典料
手当単身赴任手当
その他福利厚生国内転勤に伴う社宅手配、駐在に伴う帯同家族取扱い (駐在先による)

具体的な取り組み

LGBTQ+アライセミナー

時期:2024年12月5日

LGBTQ+アライセミナー
講師

株式会社アウト・ジャパン 代表取締役
屋成 和昭さん

ゲスト

necramicrock (ネクラミクロック)代表
ムラタ マリエさん
(短編映画 Veils プロデューサー)
社内当事者1名

目的

アライ(支援者)としての知識習得
自発的な行動への機会創出
~映画の中のセリフや行動から伝わってくる感情を「自分ゴト化」につなげ、
それらをアライ同士で共有することで、自身の考えの幅を広げる~

内容
  • 短編映画 Veilsを視聴し、映画の内容から感じたことや日常の身近な出来事、経験したことをグループワーク内で共有し、参加者同士の意見交換につなげる
  • ① Hondaのダイバーシティ(多様性)
    ② HondaのLGBTQ+の取り組み
    ③ 短編映画「Veils」の上映
    ④ トークセッション:講師とVeils 助監督/プロデューサー/社内当事者ゲスト
    ⑤ グループワーク:参加者で意見交換(講師、ゲストが飛び込み参加)
    ⑥ 全体共有:グループワークの内容、質疑応答
参加者からの声
  • ・常に自分の周りには当事者がいることを前提にした言動を心がけていきたい
  • ・社内の当事者が登壇することはかなり勇気のいる行動だったと思いますが、リアルな声を聞けて勉強になりました
  • ・マイノリティやアライのコミュニケーション機会が増えるとよいと思います

Total :1時間半

主催者の人事部 キャリア・多様性推進室からHondaのダイバーシティ(多様性)とLGBTQ+の取り組みを説明


関連リンク
結果

対象地区:全事業所
開催会場:オンラインセミナー
参加者数:53名

アンケート結果

人事・総務部門
LGBTQ+実務担当者研修

時期:2024年9月6日

人事・総務部門 LGBTQ+実務担当者研修
講師

レインボーノッツ合同会社
代表 五十嵐 ゆりさん

目的

1. HondaのLGBTQ+の取り組みについて理解を深める
2. LGBTQ+の最新社会動向を中心に知識の最新化を図る
3. 相談案件への対応についてケーススタディを通じて理解を深める

内容
  • ① HondaのLGBTQ+の取り組みについて
    ② 外部講師による講義 / グループワーク

・基礎知識
・データから見るLGBTQ+の人たちを取り巻く環境
・国内の最新動向
・グループワーク / ケーススタディ
・職場における取り組みの留意点

Total :1時間半

参加者からの声
  • ・一律でこうした方が良いとうことではなく、本人との対話やコミュニケーションを丁寧に取り尊重することが大事だという事を理解した
  • ・色々理解していたつもりでしたが、ケーススタディをやってみて対応の難しさを実感した
  • ・今後総務業務に必要な知識だと思うので情報更新などあったら定期的に開催してほしい

関連リンク
結果

対象地区:全事業所人事・総務部門 LGBTQ+実務担当者
開催会場:オンラインセミナー
参加者数:200名

アンケート結果

LGBTQ+アライセミナー

時期:2023年12月

LGBTQ+アライセミナー
講師

P&Gジャパン合同会社
住友 聡子さん
中島 静香さん

スピーカー
P&Gジャパン合同会社
小泉 洋士さん

目的

アライ(支援者)としての知識習得
自発的な行動への機会提供
-自分事化/自発行動の段階へ進めるため、ケーススタディから「自分ならどうする?」を考えてもらい、参加者全員で意見交換できる場の提供-

内容
  • LGBTQ+へのアライ(理解者・支援者)の輪を広げることを目的とした社外向け研修プログラム「アライ育成研修」を開発したP&Gジャパン合同会社様のご協力をいただき、「企業におけるアライ活動」 をテーマに双方向で対話型を中心とした研修

(1)多様性・平等な機会・インクルージョン
(2)性の多様性
(3)P&Gジャパンの事例紹介
(4)アライとは
(5)ケーススタディ 一緒に考えてみましょう
(6)当事者にとってアライの存在とは
(7)アライがもたらすもの

Total :1時間半

参加者からの声
  • ・もっとケーススタディなどを通して実践力を養いたい。またアライを目指すメンバー同士の交流を図りたい
  • ・LGBTQ+という表現を使わなくても良いような職場環境、Honda Philosophyと一体化した特別ではない状況にしたい
  • ・LGBTQ+については、まだ私自身も知識不足であると思っていますし、知らないことで無意識に当事者の方を傷つけてしまう怖さがあると感じました

関連リンク
結果

対象地区:全地区
開催会場:オンラインセミナー
参加者数:73名
アライ賛同者にHondaオリジナルLGBTQ+アライステッカー配布

アンケート結果

社外活動

Business for Marriage Equality への賛同(婚姻の平等、同性婚の法制化)

時期:2021年9月~

主宰

公益社団法人 Marriage For All Japan(MFAJ)、NPO法人 LGBTとアライのための法律家ネットワーク(LLAN)、特定非営利活動法人 虹色ダイバーシティ 3非営利団体による共同運営

内容

「Business for Marriage Equality」は、日本で活動する3つの非営利団体による、婚姻の平等(同性婚の法制化)に賛同する企業を可視化するためのキャンペーン

Business for Marriage Equality

賛同企業・団体数

362 企業・団体(23年3月時点)

東京レインボープライドへ協賛

時期:2020年~

主宰

特定非営利活動法人 東京レインボープライド

「らしく、たのしく、ほこらしく」をモットーに、性的指向および性自認にかかわらず、すべての人が、より自分らしく誇りをもって、前向きに生きていくことができるHappy!な社会の実現をめざしています

内容

LGBTQをはじめとするセクシュアル・マイノリティの存在を社会に広め、「”性”と”生”の多様性」を祝福するイベント

東京レインボープライド

ワーク・ライフ・バランス&多様性推進・研究プロジェクト

時期:2015年4月~

主宰/講師

中央大学大学院戦略経営研究科(ビジネススクール) 教授 佐藤博樹 氏

目的

ダイバーシティ分野に関する有識者と参加企業で構成されたプロジェクトに参画し、広くWLB(ワーク・ライフ・バランス)の最新情報を得ると共に、法対応を含めた今後のHondaの多様性推進の一助とする

内容
  • ダイバーシティに関わる社会的に関心の高いテーマを取り上げた年間7回の研究会(開催会場:中央大学後楽園キャンパス)と年1回の成果報告会への参加
  • 有識者や外部企業との情報交換、ネットワーク作り

ワーク・ライフ・バランス&多様性推進・研究プロジェクト

結果

プロジェクト参加企業:27 社(2021年度)

外部評価

PRIDE指標2023の最高ランク「ゴールド」を4年連続受賞

時期:2023年11月7日

  • LGBTに関する取り組み
PRIDE指標
主宰/講師

任意団体 work with Pride

目的

LGBTの人びとが働きやすい職場づくりを実現することを目的に策定された指標

PRIDE指標について
Work with Prideについて

内容

PRIDEの各文字に合わせた下記の5つの指標の総合点に応じて
ゴールド・シルバー・ブロンズの3段階で評価・表彰

1. Policy (行動宣言)
2. Representation (当事者コミュニティ)
3. Inspiration (啓発活動)
4. Development (人事制度・プログラム)
5. Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)

評価指標 Hondaの主な取り組み
行動宣言
Policy
LGBTに対する取り組み方針を明確にし、社内外へ発信
当事者コミュニティ
Representation
LGBT相談窓口を社内に設置、アライの推奨(セミナー実施、ステッカー配布)
啓発活動
Inspiration
従業員向けLGBTセミナーおよびLGBT基礎知識Eラーニングの実施。LGBT啓発に向けた社内広報誌を社内ポータルに掲載
人事制度・プログラム
Development
人事/福利厚生制度(慶弔金・休暇・社宅等)を配偶者と同様の関係にある同性パートナーにも適用。
多目的トイレ、個別更衣室の設置。
社会貢献・渉外活動
Engagement/Empowerment
LGBT関連イベントへの協賛、社内PR

Work with Pride ウェブサイト
LGBTに関する取り組みのコンセプト

ニュースリリース

Hondaが日本の職場におけるセクシュアル・マイノリティーへの取り組み評価指標 「PRIDE指標2023」において最高ランクの「ゴールド」を4年連続受賞

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