Material Research
Center材料研究センター

革新材料で夢と希望にあふれた
未来を創る

材料研究センターは、Hondaの夢見る「自由な移動の喜び」を創造し、あらゆる可能性を拡張していくモビリティの実現に向け、事業分野の枠組みを超えて「革新的な材料技術」の創出を続けています。

持続的な生活を実現する環境技術イメージ

持続的な生活を実現する環境技術

Hondaは、この地球上でこれからも人々が持続的に生活していくため、企業活動を含めたライフサイクルでの「環境負荷ゼロ社会」の実現を目指しています。材料研究センターでは具体的な取組みとして、「循環型・環境対応型材料」、「製造プロセス」、また、デジタル技術を用いた「LCA(ライフサイクルアセスメント)」と「革新材料設計」などの研究開発を行っています。

有機材料の取組み

有機材料の取組み

Hondaは、1990年代より自社回収バンパーを100%用いたリサイクル樹脂材料を製品に適用しています。この材料は、バンパーだけでなく、グリル・内装部品・二輪製品など、他の樹脂製品へ適用範囲を拡大していきます。環境負荷ゼロを目指し、廃自動車由来のリサイクル材料や、植物由来材料の研究開発を進めています。

樹脂バンパーのリサイクル技術 樹脂バンパーのリサイクル技術
金属材料の取組み

金属材料の取組み

資源循環社会では、リサイクル材を自動車などの製品に戻す事が必要となります。金属スクラップ材を汚さないような解体手法や分別技術の研究開発を行っています。また金属スクラップ材に不純物が混入しても性能や品質を確保できるよう、不純物の無害化やアップグレード技術の研究開発も進めています。

金属スクラップの活用技術 金属スクラップの活用技術
環境配慮型材料への取組み

化成材料への取組み

製品製造時における接着剤・塗装材料の硬化プロセスで発生するCO2の排出量削減のため、低エネルギーで硬化する材料や革新的な製造プロセス技術の研究開発を進めています。またリサイクル材料や、植物由来材料を使用した接着剤・塗料の研究開発を進め、資源循環社会の実現を目指しています。

構成材料の環境負荷低減 構成材料の環境負荷低減 製造時の環境負荷低減 製造時の環境負荷低減
LCA/デジタル技術への取組み

LCA/デジタル技術への取組み

提供する商品やサービスの素材採掘、原料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通しての環境負荷を定量的に算定する手法がLCA(ライフサイクルアセスメント)です。材料研究センターは、デジタル技術を活用した製品構成材料の原単位データベース構築により、HondaのLCAへ大きく貢献しています。また材料に関わる性能・構造・プロセスデータを蓄積し、人工知能(AI)による材料最適化技術を用いることで、資源循環型の革新材料をいち早くHonda製品へ適用していきます。