第4戦 マイアミGPP
スプリント・予選レポート

フェルナンド・アロンソ
スプリント15位
予選17位1分31秒098
ランス・ストロール
スプリント17位
予選18位1分31秒164
スプリントの最終ラップでアロンソが気迫のオーバーテイク
5月2日(土)正午(現地時間)、マイアミGPのスプリントが行われました。
中東2戦が中止となり、第4戦となったマイアミGPは、第3戦日本GPから1カ月のインターバルを経ての開催です。この間、Hondaはパワーユニット(PU)の振動対策に力を入れ、この第4戦にシーズン2基目となる新PUを投入しました。
前日に行われたスプリント予選では、Aston Martin Aramco Formula One Team(AMAF1)の2台はともにフロントがロックする症状に見舞われ、フェルナンド・アロンソはトラックリミット違反でベストラップが抹消され、セカンドベストはトップタイムの107%以内のタイムに届かず、ランス・ストロールはタイムが記録されずに終わります。しかし、フリー走行で十分なタイムを記録していたため、スプリントへの出走が認められました。
19周のスプリントで、アロンソ、ストロールはともにソフトタイヤを選択しました。ピットスタートとなったマシンが出たため、グリッドは変わらないもののアロンソは19番手、ストロールは20番手でスタート。順調にスタートを切った両ドライバーは、ストロールが19番手、アロンソが20番手で1周目を終えました。2台は接近した位置で周回を重ね、時折ポジションを入れ替えながらレース終盤を迎えます。14周目に上位車がピットインし、ストロールが17番手、アロンソが18番手となります。17周目にふたりの順位が入れ替わると、最終ラップにアロンソがバックストレートで前車をオーバーテイクして16番手にポジションアップし、チェッカーフラッグを迎えました。レース後、上位車に失格が出て、最終的にアロンソは15位、ストロールは17位となっています。
2日16時(現地時間)から、天候晴れ、気温34度、路面温度52度のコンディションの下、予選が行われました。
18分間の予選Q1で、アロンソとストロールは3セットの新品タイヤを使用して3回のアタックを行いました。アロンソは1分31秒661、1分31秒098とタイムを更新。3回目のアタックは途中で中断してピットに戻っています。ストロールも1分32秒308、1分31秒164とタイムを上げましたが、3回目のアタックではタイムアップできずに終了。ともに予選Q1突破を果たすことはできませんでした。予選後、上位車に失格が出たため、最終結果はアロンソは17位、ストロールは18位でした。

フェルナンド・アロンソ
「予選でのパフォーマンスは、昨日やスプリントレースに比べて少し向上したと感じています。また、中断期間中に重点的に取り組んでいたPUの振動問題が改善されたことには、ひと安心しています。残念ながらギヤボックスに問題が発生して、パフォーマンスが制限されてしまいました。今夜その原因を突き止め、レースに向けて修正する必要があります。まだウエットコンディションでの走行経験がないため、天候が変われば私たちにとっても、全ドライバーにとっても、貴重な学びの機会となるでしょう」
ランス・ストロール
「昨日のスプリント予選から、少しは前進できたように感じます。予選Q1の最終ランではトラフィックに悩まされ、タイヤの最適な温度帯に持っていくことができず、そこで時間を失ってしまいました。改善すべき点は分かっていますが、それには時間がかかります。明日はどうなるか様子を見ますが、(雨予報の出ている)天候は誰にとっても難しい要因となるでしょう」
折原伸太郎(HRCトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニア)
金曜日、フリー走行とスプリント予選を終えて
「レースがなかった4週間は、HRC Sakuraで振動対策に取り組んできました。これはバッテリーに対するものだけではなく、ドライバーへの振動低減、ドライバビリティ向上を含めた対策です。
今日のセッションでは、これらの対策が想定どおり機能していることが確認でき、この点についてドライバーからも前向きなフィードバックを得られました。我々にとってポジティブな要素であり、HRCとAston Martin Aramco Formula One™ Team、両者の努力の結果だと考えています。
FP1、スプリント予選ともに、PUの観点ではスムーズなセッションとなり、信頼性の面でも前進できたと受け止めています。
新レギュレーションのもとでエネルギーマネージメントの最適化も進めていますが、まだ模索を続けている段階です。スプリントレース、そして予選を通じて、さらなる改善につなげられるよう、引き続き取り組んでいきます」
土曜日、スプリントと予選を終えて
「今日もスムーズにセッションを重ねられた一日になりました。非常に暑いコンデイションの中ではありましたが、スプリントレースを最後まで走り切り、高温環境下においてPUがどのように機能するか、信頼性も含めて確認できたことはポジティブでした。
午後の予選でキャデラックより前のグリッドを確保できたことも、小さな一歩だと捉えています。もちろん、17位、18位という結果は我々が目指すポジションではなく、さらなるパフォーマンスの向上が必要であることは十分認識しています」

