第4戦 マイアミGP プレビュー1カ月のインターバルを経て、新世代F1が灼熱の市街地で再始動

北米ラウンド開幕! 1カ月のインターバルを経てF1グランプリ再始動
世界情勢によりバーレーンGP、サウジアラビアGPが中止となり、2026年シーズンは開幕3戦を終えたところで、過去にない1カ月のインターバルを経験しました。しばしの充電期間を経て、第6戦から第4戦となったマイアミGPが、アメリカ・フロリダ州で開催されます。続く第5戦はカナダGPで、北米での連戦となります。
新レギュレーションが導入された今シーズン、序盤の3戦によって各チームの勢力図や新レギュレーションの課題などが徐々に明らかになってきました。加えてアメリカならではのエンターテインメント性の高いイベントとして、華やかなリゾート地で開催されるマイアミGPは世界的な注目度が高く、スプリント・フォーマットが採用されることもあり、週末を通じた迫真のバトルとさまざまなショーに期待が集まっています。

コースの特徴とレースの注目点
マイアミGPの舞台となるマイアミ・インターナショナル・オートドロームは、NFLマイアミ・ドルフィンズの本拠地であるハードロック・スタジアムを中心にレイアウトされた1周約5.412kmの市街地コースです。 超高速ストレートと、ウォールがギリギリまで迫るターン11〜16のツイスティな低速セクションが混在しているのが特徴で、時速320km超で疾走するマシンの攻防戦と、多彩なコーナーでの接近戦が繰り広げられます。

マシンの総合的な空力バランスが問われるうえ、強烈な日差しによる路面温度の上昇で、タイヤをどう管理するかが最大の攻略ポイントになります。また、新F1マシンにおいては回生エネルギーをどう生み出し、どう使うかが大きな課題となり、チームによる戦略の違いをファンは楽しむことができるでしょう。

マイアミGPの見どころ
過去のレースを振り返ると、長いストレートエンドでのDRS(ドラッグ低減システム)を活用した激しいオーバーテイクショーがマイアミGPの見どころでした。今シーズンは電気エネルギーを使う割合が増えたことと、DRSを廃止して接近戦を演出する空力モードが採用されたことで、どのような変化が現れるのかが大きな見どころとなります。また、コース幅が狭く、小さなミスが大きなクラッシュに繋がりやすいため、セーフティカー出動の確率が高いこともこのコースの特徴です。ドライバーにとってチャレンジングなコースであるとともに、ピットストップのタイミングや高温でのタイヤ管理など、各チームの戦略が勝敗を左右するので、スリリングなレース展開が予想されます。

1カ月のインターバルで、着実なステップアップを果たしたHondaとアストンマーティン・アラムコ・F1
新時代のパワーユニット(PU)にとって、マイアミの高温多湿な環境は、非常に厳しいコンディションと言えます。前戦の日本GPでは無事に完走を果たし、貴重な実戦データを収集できたHondaですが、1カ月のインターバル中に課題とされた振動の対策や、ドライバビリティの改善に力を注いできており、一定の成果を得て臨むレースとなります。マシン全体の戦闘力という点では、まだ課題は残るものの、着実にステップアップしています。マイアミの暑さに対応するため熱対策を万全にし、長いストレートでPUのパワーをどこまで発揮できるかが、中盤戦に向けての大きな試金石になるでしょう。レースでは安定した走行を続け、少しでも上位で完走を果たすことが現状の目標です。

開催スケジュール(日本時間)
レースはゴールデンウィーク後半戦に行われます。早朝のスタートとなりますが、ぜひリアルタイムで熱い声援をお願いします!
- スプリント予選
- 5月2日(土)AM5:30〜
- スプリントレース
- 5月3日(日)AM1:00~
- 予選
- 5月3日(日)AM5:00~
- 決勝
- 5月4日(月・祝)AM5:00~