2026年3月29日(日)

第3戦 日本GP
決勝レポート

フェルナンド・アロンソ

18位

ランス・ストロール

DNF|30周

アロンソがシーズン初完走、大きな一歩を刻む

3月29日14時10分、2026年F1第3戦日本GPの決勝レースが天候曇り、気温16度、路面温度36度のコンディション下で行われました。この日、鈴鹿サーキットには13万人の観客が来場し、満開になった桜とともに、F1グランプリを大いに盛り上げました。
アストンマーティン・アラムコ・F1チーム(AMAF1)のフェルナンド・アロンソは、21番グリッドから、ランス・ストロールは22番グリッドからのスタートです。AMAF1の2台はともにミディアムタイヤを選択しています。

AMAF1の2台は順調にスタートを切り、アロンソは1台をパスして1周目を20番手で終了。ストロールも2周目には21番手に順位を上げています。8周目にはストロールがアロンソの前に出て、ポジションが入れ替わりました。21周目にクラッシュしたマシンが出て、その回収作業のためにセーフティカー(SC)が導入されます。このタイミングを見計らって、AMAF1の2台は同時にピットインしてタイヤ交換を行いました。ハードタイヤに替えた2台はSC先導中に再びピットインし、ともにミディアムタイヤに交換しています。28周目に再スタートが切られ、ストロールは19番手、アロンソは20番手でレースは後半戦に入りました。

30周を終えてストロールがマシントラブルでピットインし、そのままリタイアとなりました。19番手を走行するアロンソは粘り強く周回を重ね、チェッカーフラッグを目指します。レース終盤、上位車がトラブルで脱落し、18番手となったアロンソはそのままフィニッシュ、AMAF1として今シーズン初の完走を果たしました。

フェルナンド・アロンソ

「今日、ここ鈴鹿でレースを完走できたことは、チームにとって明らかな進歩を示しており、今週末に得られた大きな収穫です。ペースこそ足りませんでしたが、貴重な走行距離を積み重ね、ランスとレースを戦えたことは充実した経験でした。今後はシルバーストンのファクトリーとHRC Sakuraでデータを分析し、開発をさらに推進していきます。そうすることで、次戦のマイアミに向けてより深い理解を得られるはずです」

ランス・ストロール

「今日は競争力がなく、下位争いになってしまいましたが、レース自体は楽しむことができました。鈴鹿はいつも走っていて楽しいサーキットなので、最後まで走り切れなかったのは残念です。まだ詳細な調査が必要ですが、ICE(内燃機関)の水圧に問題があったようです。その時点まではフェルナンドの攻めをかわしながら楽しいレースができていましたが、明らかに改善すべき点が多く、スピードを大幅に向上させる必要があります。抱えている課題はわかっているので、できるだけ早くそれらに取り組んでいくことが重要です」

マイク・クラック(AMAF1 チーフ・トラックサイド・オフィサー)

「今日の目標はレース距離を完走することでしたが、フェルナンドが18位でそれを達成できました。これは、パートナーであるHondaのホームレースにおける、重要な瞬間となりました。信頼性が向上していることは示せましたが、ストロール選手のマシンに30周目に発生したICEの水圧トラブルは、まだ解決すべき課題が山積していることを示しています。また、マシンのパフォーマンスレベルが求められる水準には程遠いことも明らかであり、改善を果たすために懸命に取り組まなければなりません。今日のレースでドライバーたちが示してくれた決意と闘志に感謝します」

折原伸太郎(HRCトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニア)

「今日の鈴鹿では、アロンソ選手のマシンがレース距離を走り切ることができ、信頼性の面でまずは前向きな一歩となりました。ここ数週間、信頼性を改善するためにチームと一丸となって取り組んできましたが、同時にエンジン性能の向上と、エネルギーマネジメント戦略の最適化も進めてきました。
アロンソ選手が完走したことで、今日は多くのデータを得ることができ、今後に向けた重要な情報が蓄積できました。次戦マイアミまでの4週間は、この点に集中して取り組んでいきます。
母国のファンの皆さまの前でアロンソ選手、ストロール選手とレースができたことは特別で、日本GPの期間を通して掲げられていた応援バナーや温かい応援メッセージを目にし、とても胸を打たれました」