第5戦 カナダGP
スプリント・予選レポート

フェルナンド・アロンソ
スプリントリタイア15周
予選19位1分15秒196
ランス・ストロール
スプリント16位
予選21位1分16秒195
スプリント予選でアロンソがSQ1突破も、予選ではともにQ2進出ならず
5月23日(土)正午(現地時間)、カナダGPのスプリントが行われました。
前日のスプリント予選で、Aston Martin Aramco Formula One Team(AMAF1)のフェルナンド・アロンソはSQ1で16番手となりSQ2進出を成し遂げましたが、SQ1でのラストアタックでコースアウトしバリアに衝突、SQ2には出走できませんでした。ランス・ストロールはラストアタックでタイムアップできず、18位に終わっています。
23周のスプリントで、アロンソはミディアムタイヤを選択。ストロールは出走前にフロントサスペンションにトラブルが起こり、ピットスタートとなっています。1周目のポジション争いでアロンソは他車と接触し、マシンにダメージを負っての走行となりました。アロンソは14番手までポジションを上げましたが、その後ペースが落ち、順位を下げるとピットイン。タイヤを交換してレースに戻りましたが、すぐに再びピットインしそのままリタイアとなりました。ストロールはソフトタイヤを選択してレースに臨み、トラブルなく走り切り16位でフィニッシュしています。
23日16時(現地時間)から、天候曇り、気温21度、路面温度31度のコンディションの下、予選が行われました。
18分間の予選Q1で、アロンソとストロールは2セットの新品タイヤを使用して2回のアタックを行いました。アロンソは2セット目のアタックで2回のアタックを行い、毎回タイムアップし1分15秒196まで更新。ストロールも2セット目で1分16秒195までタイムを更新し、3回目のアタックは途中で中断しピットに戻りました。Q1の最終結果はアロンソが19位、ストロールが21位にとどまり、ともに予選Q1突破を果たすことはできませんでした。

フェルナンド・アロンソ
金曜日/スプリント予選後
「ターン3でフロントタイヤがロックしてしまい、ただ乗っているだけの状態になってしまいました。そのトラブルが起きるまでは、予想以上の戦いぶりだっただけに残念です」
土曜日/スプリントと予選後
「カナダでのレースはいつも楽しいですが、今週末はこれまでより少し競争心が高まっています。正しい方向へ少しずつ前進はしていますが、Q2に進出するには、まだパフォーマンスの向上が必要です。スプリントレースでは、ターン1で接触があり、結局リタイアとなりました。もし明日雨が降れば、興味深い展開になるでしょう。新しいレギュレーション下でのウエットコンディションでの走行経験がないうえ、ここのグリップレベルは非常に低くなるからです。誰にとっても過酷なレースになるでしょうが、我々に何ができるか見てみましょう」
ランス・ストロール
金曜日/スプリント予選後
「赤旗中断の後、最後の1周を走れるよう全力を尽くしましたが、ピットレーンで待機していたためにタイヤが冷えすぎてしまい、ラップタイムを縮めることができませんでした。こういうこともあるものです。データを分析して改善点を見つけ、明日こそは前進できるよう頑張ります」
土曜日/スプリントと予選後
「今日は厳しい一日でした。今朝、グリッドでサスペンションの問題が見つかったため、ピットレーンからのスタートとなりました。そのため、スプリントレースの序盤から苦戦を強いられました。予選ではグリップ不足でマシンへの自信が持てず、本気でプッシュすることが難しかったです。明日は雨の予報なので、状況が一変するかもしれませんし、ダウンフォースの低いマシンにとっては有利に働くかもしれません」
マイク・クラック(AMAF1 チーフ・トラックサイド・オフィサー)
「モントリオールでの一日は大変忙しいものでした。ドライバーたちはマシンの性能を最大限に引き出すべく全力を尽くしましたが、結果は現在の我々の実力を反映しています。明日の戦いはキャデラックとの戦いになるでしょう。運営面でもいくつかの問題が足を引っ張り、決して順調な一日とは言えませんでした。これは今後改善しなければならない点です。天気予報では雨の予報が出ており、それが我々にとってチャンスとなるかもしれません」
折原伸太郎(HRCトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニア)
金曜日/フリー走行とスプリント予選後
「カナダGPに向けて、HRC Sakuraとともにエネルギーマネージメントの最適化とドライバビリティの改善というふたつの課題に取り組んできました。エネルギーマネージメントについては、シミュレーション結果に基づいて慎重なセッティングから始め、走行を重ねながら調整を加えていくことで、セッションを通じて最適化を進めることができました。
フリー走行、スプリント予選ともに大きな問題は見られず、データ上でもドライバビリティの面で前向きな兆しを確認することができています。まだ十分ではありませんが、進むべき方向性は見えてきているので、引き続き改善を続けていきます」
土曜日/スプリントと予選後
「本日はパワーユニットに大きなトラブルなくスプリントレースと予選を終えました。新しいパワーユニットで初めて走るこのサーキットでの、トルク供給を中心としたエネルギーマネージメントとドライバビリティの知見を得ることができました。スプリントレース後にはマッピングとドライバビリティの調整を行って予選に臨んでいます。
明日の決勝はウエットコンディションとなる予報のため、パワーユニットのパフォーマンスやドライバビリティに集中します。ドライバーが雨の中でも安心して走行するための細かな調整を進めており、それがレースでどのように機能するかを見極めます」

