2026年10月3日(土)

第16戦 バーレーンGP in マレーシア
予選レポート

フェルナンド・アロンソ

予選|12位|1分37秒220

ランス・ストロール

予選|14位|1分37秒566

今シーズン初、2台揃って予選Q2進出

2026年F1は、第16戦バーレーンGPをマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで迎えました。4月に予定されていたバーレーンGPは世界情勢を理由に開催が見送られましたが、舞台をマレーシアに代え第16戦として実現しました。セパンでのF1開催は2017年以来の9年ぶりとなります。Aston Martin Aramco Formula One Team(AMAF1)は、前戦の高速市街地コースでは苦戦しましたが、バランスの取れたパーマネントサーキットで、熟成を進めるマシンの進歩を確かめるべく、フリープラクティスで走行を重ね、FP3ではフェルナンド・アロンソが12位となる好結果を得ています。

10月3日(土)、第16戦バーレーンGP in マレーシアの予選が行われました。

現地時間の16時に開始された予選Q1は、天候晴れ、気温33度、路面温度58度と高温のコンディション下でスタートしました。

18分間の予選Q1で、アロンソは2セットのソフトタイヤを使い、タイムアタックを行いました。1セット目のアタックで1分37秒914、2セット目では1分37秒721とタイムアップを果たしました。ランス・ストロールもアロンソ同様2セットのタイヤを使い、2回のアタックを行いました。1セット目は1分39秒113、2セット目では1分37秒729と大幅にタイムアップを果たし、アロンソと1000分の8秒差のタイムをマーク。これにより、アロンソが14番手、ストロールが15番手で予選Q1を終え、今シーズン初めてAMAF1の2台が揃って予選Q2進出を果たしました。

16時25分から15分間の予選Q2がスタートしました。AMAF1はソフトタイヤを温存する作戦を採り、ストロールは1セット目のアタックをユーズド(中古)タイヤで行い、1分38秒807のタイムにとどまりました。アロンソは新品のソフトタイヤを使い、1回のアタックに挑みました。セッション終盤にコースインしたアロンソは、1分37秒220とQ1のタイムをコンマ5秒上回る好タイムをマークしました。ストロールも新品ソフトタイヤによるアタックで1分37秒566と自己ベストタイムを更新して、予選Q2を終えました。最終的にアロンソは12位、ストロールは14位となり、予選Q3進出は果たせませんでしたが、AMAF1にとって今シーズンの予選でのベストリザルトとなりました。

フェルナンド・アロンソ

「今シーズンで最高の予選でした。Q2ではトップから約1.5秒差まで詰め、これは今年に入って最も接近した記録です。マシンはこれまでのレースと同じ仕様で、ストレートでのパフォーマンス不足は明らかですが、このコースには比較的適しているようです。決勝レースはタイヤマネジメントが大きな鍵となるでしょう。楽しみながらレースに臨み、どこまでできるか試してみたいと思います」

ランス・ストロール

「Q2に進出し、14番手で予選を終えることができました。これは今年に入ってからのチームにとって最も競争力のある結果です。Q1の2周目のプッシュラップでリズムが掴め、走りがしっかりまとまりました。予選ではフリー走行時よりもマシンの感触が良かったですが、Q2ではいくつかのミスもあり、もう少しパフォーマンスを引き出せたかもしれません。しかし、明日はどうなるか様子を見たいと思います。金曜日はロングランをあまり行っていませんでしたし、高温や路面状況、タイヤの摩耗など、厳しいコンディションになるでしょう」

マイク・クラック(AMAF1 チーフ・トラックサイド・オフィサー)

「今日はフェルナンドが12位、ランスが14位と、良い結果を残すことができました。両マシンともQ2に進出し、今季最高の予選パフォーマンスを記録しました。セパンでの戦いを楽しめています。グリップの低いコンディションが勢力図に若干の変化をもたらしたようで、昨日のフリー走行の最初から競争力を発揮することができました。明日は高温のコンディションに加え、午後遅くににわか雨が降る可能性も高いため、厳しい戦いになるでしょう。集中力を切らさず、確実にレースをこなし、訪れるあらゆるチャンスを最大限に活かしていく必要があります」

折原伸太郎(HRCトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニア)

金曜日:フリープラクティス後

「今日は可能な限り走行距離を重ねることに注力しました。セパンの粗い路面特性を考えると、データ収集の観点で非常に有意義な一日となりました。

また、気温が高いマレーシアでは冷却性能の確保も課題となるため、Aston Martin Aramco Formula One™ Teamと連携しながら、最善の対応策を探っていきます。

エネルギーマネジメントに関しては、FP1、FP2を通して調整を進め、事前のシミュレーションで得ていた方向性をさらに改善することができました。予選に向けては、引き続きデータセッティングの最適化を進めるため、今夜も全力で取り組みます」

土曜日:予選後

「昨日のFP2終了後は、HRC Sakuraと連携してデータ分析を行い、そこで得られたフィードバックをもとに、今日のFP3と予選に向けたPU(パワーユニット)セッティングに反映しました。さらにFP3では、特にアップデート済みのターボチャージャーを中心に、エネルギーマネジメントやドライバビリティの改善にも取り組んでいます。マレーシアの高温多湿という厳しいコンディションの中でも、パッケージ全体としては想定どおりのパフォーマンスを引き出せたと考えています。

予選については、今シーズン初めて2台揃ってのQ2進出となり、Hondaにとっても前進を感じられる結果となりました。明日の決勝に向けては、雨の可能性も含めてあらゆる状況を想定した準備を進めています。どのような展開にも対応できるよう、最良の結果を目指します」