
Honda F1解説#6
マシンとは?F1を支える最先端技術
Feb 16, 2026Honda F1解説
F1マシンはチーム独自の技術開発によって製造され、その心臓部であるパワーユニット(PU)は、PUマニュファクチャラーが開発製造したものを搭載します。これらはFIAが定める詳細なルールに合致することが絶対条件であり、その範囲内で最新かつ最高レベルの技術を駆使して製作されたものです。タイヤはピレリ社のワンメイクで、レースに応じて異なるスペックのタイヤが3種類(雨用のインターミディエイト、ウエットは除く)が準備されます。
マシンに着けられるカーナンバーは、2014年からドライバーが選択する形式に変わりました。前年のチャンピオンは#1を着けることができます。以前は、コンストラクター順位に合わせてチームにナンバーが振り分けられ、2台がその続きナンバーを使用していました。ファンにとって毎年ナンバーが変わり分かりにくいことや、ドライバーを覚えにくいなどの理由で、ドライバー毎の固定ナンバーとなりました。
2026年、マシンを構成する車体とPUは大きな変化の時を迎えます。
新たなマシンのコンセプトは、より白熱したレースが展開されるような車体変更と、環境面と持続可能性への配慮を高めたPUの推進です。そして、高コストへの対応として厳格な予算制限(バジェットキャップ)も導入されます。
主な変更点は
- 車体:
-
- ・マシン下部でダウンフォースを発生させるグラウンドエフェクトを廃止するなど、ダウンフォース減少を図り、DRS(可変リアウイング)も廃止し、ストレートやコーナーでフロントとリヤのウイングが調整できるアクティブエアロを導入し、オーバーテイク(追い抜き)をしやすくする。
- ・車体全体を軽量コンパクトにし、機敏な運動性能を高める。
- PU:
-
- ・従来のMGU-Hは廃止し、MGU-Kの回生能力を高める。
- ・内燃機関(ICE)とモーターの出力比率を50対50とし、モーターの占める割合を大幅に上げる。
- ・使用する燃料は100%持続可能(サステナブル)燃料とする。
などが挙げられます。詳細は2026年レギュレーションの項目を参照ください。
車体はチーム独自の開発ですが、PUについてはHonda、メルセデス、フェラーリ、フォード(レッドブルパワートレインズ)、アウディの5社。そしてキャデラックは、参戦初年度から2年間はフェラーリ製を使用しますが、2028年からはGMによって開発中の新規PUを使用する予定です。
