
ドライバーとは?F1参戦に必要な条件
世界最高峰のF1に参戦するドライバーには、厳格な資格要件があります。
それはスーパーライセンス保持者であることです。
スーパーライセンスを得るためには、まず18歳以上であること、スーパーライセンスポイントを40点以上獲得していること、そして最終的にFIAが行う医学検査、安全講習を経て承認されることが必要となります。
スーパーライセンスポイントは、FIAが公認するシリーズで上位成績を残すことで与えられます。世界各地で行われる多くのカテゴリーに、スーパーポイントが付与されますが、特に大きなポイントが設定されているのは、FIA F2選手権、インディカーシリーズ(アメリカ)で、このシリーズのチャンピオンには40点が与えられ、スーパーライセンス獲得の有資格者となります。特にF1に直結すると言われるFIA F2選手権では、シリーズ3位まで40点が与えられ、名実ともにF1への登竜門となっています。続いて、チャンピオンに30点が与えられるのはFIA F3選手権、FIAフォーミュラE選手権、FIA 世界耐久選手権(ハイパーカー)、スーパーフォーミュラ(日本)となっています。
その他、F1のFPでの走行実績により最大10点の加点制度もあります。
スーパーライセンスポイントは直近3年間分の加算が有効となっています。

スーパーライセンス制度は、時代の変化やモータースポーツの情勢などにより、比較的多くの変更を行なってきました。日本のスーパーフォーミュラシリーズやアメリカのインディカーシリーズに配点が多く与えられるようになったのは最近のことで、これらのカテゴリーのグローバル化や水準の高さが評価された結果でした。また、18歳以上となったのは2016年からで、マックス・フェルスタッペン選手が17歳でF1デビューを果たし、若年化への懸念が議論を呼んだことが年齢制限の契機となりました。その後、FIAは2025年から裁量により17歳でも特例が認められると付記。これは2025年にF1デビューを果たしたキミ・アントネッリへのライセンス発給を可能にするための措置だったと見られています。
スーパーライセンスの有効期間は原則1年間で、毎年更新が必要です。それは現役のF1ドライバーにも適用されるものですが、F1での走行実績はFIAが認定する条件に含まれており、よほどの危険行為や重大な違反がない場合は更新されることが慣例となっているようです。
スーパーライセンス保有は絶対条件ですが、それだけでF1ドライバーになれるわけではありません。傑出したドライビング技術はもちろん、交渉力や人格も高いものが求められ、最終的には経済力も必要となる場合もあります。
2026年は22人のレギュラードライバーと、各チーム1名のリザーブドライバーが、F1グランプリに参加します。
