
チームとは?F1を支えるコンストラクター
F1に参加するチームはコンストラクターでなければなりません。コンストラクターとは、独自の技術開発により、独自のマシン(車体)を製造する組織であることがルール上定められています。
従って、F1チームは開発と製造、そしてサーキットでのオペレーションなどを主な仕事として行い、付随してマーケティングやプロモーション、マーチャンダイズやスポンサー対応などを行う部門やロジスティックやサーキットでの施設の設置運営を行う部門、契約関係を担う法務部門など、人員、施設ともにとても大きな組織です。
特に開発と製造に関しては、優秀な人材と最新の設備が必要で、その優劣がレース結果に直結するものとなっています。

F1に参加するチームは長い間10チーム前後であり、2017年からは10チームに限られていました。新規参入はFIA、FOM(かつてはFOCA)、既存チームすべての承認が必要であり、政治力、技術力、資金力など非常にハードルが高いものであるためです。2026年に11番目のチームとしてキャデラックが参戦しますが、時間をかけながら高いハードルを乗り越えた稀な例と言えるでしょう。また、現在参戦するチームの多くは、既存のチームを買収するなどして、新たなチームに装いを変えたものです。
メルセデスを一例に挙げると、F1創世記にシルバーアローとして名を馳せたメルセデスですが、長い間F1活動は休止していました。現在のメルセデスは、伝統あるF1コンストラクターであるティレルがルーツとなります。ティレルは1998年にBARに買収され、その後HondaがBARを買収。Hondaの撤退に伴いブラウンGPにその資産は引き継がれ、2010年チャンピオンチームとなったブラウンGPをメルセデスが買収し、現在に至っています。
F1チームの主な収入は、FOMからの分配金とスポンサー収入です。分配金は、前年のコンストラクターズランキングによって金額が変動するため、チームにとってレースでの結果は非常に重要になります。それ以外のFOMからの収入などを含め、細かい取り決めはコンコルド協定によって定められていますが、その内容は極秘とされています。
