Circuit info
- Circuit Length
- 4.259 km
- First Grand Prix
- 1952
- Number of Laps
- 72
- Race Distance
- 306.587km
Location
- Address
- Burgemeester van Alphenstraat 108, Zandvoort 2041 JA, Netherlands
- Google Maps

サーキットの歴史
オランダの首都アムステルダムの西に位置するザントフォールト。その北海に面した海岸の砂丘地帯に、サーキットが作られたのは1948年のことでした。当初は直線主体のシンプルな高速コースで、1952年にF1世界選手権が初開催され、以降、1954年、1956年、1957年、1972年を除く1985年まで、継続的にF1オランダGPが行われていました。1980年代になるとF1の高速化によってアクシデントが多発し、安全対策はサーキットの財政は逼迫しました。加えて騒音問題や施設老朽化などもあり、オランダGPは1985年を最後に開催されなくなり、1987年には運営会社が破産する状態となりました。
1988年に事業を引き継いだ実業家ハンス・エルンストは、ザントフォールト・サーキットの立て直しを行います。サーキット南部の土地を売却し、その資金でコースを短縮する改修を実施。これにより全長約4.2kmだったコースは約2.5kmになりました。そして国際レースを招致し、1991年にマールボロ・マスターズF3を開催。当時の若手は後にF1で活躍するドライバーに成長したことで、このザントフォールトの復活は注目を集めることとなります。1999年にはさらなる大規模改修を実施、全長約4.5kmに延長され、現在のレイアウトの原型が完成しました。2000年代に入ると、現代的なサーキットに生まれ変わったことで、ドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)や世界ツーリングカー選手権(WTCC)の招致に成功し、国際的サーキットの地位を取り戻しています。
それまで騒音問題や環境問題に悩まされていたサーキットにとって、オランダ人ドライバーであるマックス・フェルスタッペンの大活躍は、F1開催に向けてこれ以上ない追い風となりました。フェルスタッペンも母国開催を後押し、デモランなどのイベントに協力して大成功を収め、F1開催は現実的なものとなります。そして、2019年に2020年からのオランダGP開催が正式に発表されました。残念ながら2020年はコロナ禍のため開催が見送られ、2021年9月に35年ぶりにオランダGPが復活を遂げました。

コースの特徴
ザントフォールトは短い全長でコース幅やランオフエリアが狭く、全体に高速でリズミカルな走行が要求されることから、現代のオールドサーキットと呼ばれています。大きな特徴は、路面に大きな角度のついたバンク形状のコーナーが配されていることです。
ホームストレートエンドのターン1はターザンと呼ばれるヘアピン状のタイトコーナーで、この進入が最大のオーバーテイクポイントになります。
緩やかな右コーナーを抜けると、特徴あるバンクコーナーのフーゲンホルツ(ターン3)を迎えます。19度の傾斜があり、イン側の最短ラインと外側の高速ラインの2本のラインの選択がレースの見どころとなります。
フーゲンホルツを抜けると、ターン7まではリズミカルな高速コーナーが続きます。ターン7はシェイブラックと呼ばれるバンク状の高速右コーナーで、ザントフォールトの名物コーナーです。ターン8からターン10までは中低速コーナーが続くテクニカルセクションとなります。ターン11からターン12はシケイン状のタイトコーナーで、ターン12はタイトに回り込むコーナーとなっています。最終コーナーとなるターン14はアリー・ルイエンダイクと呼ばれ、18度の傾斜がついたバンクで、ホームストレートでのスピード勝負のカギとなるコーナーです。
ザントフォールトでのF1開催契約は2026年までとなっており、それ以降の開催は行わないと2024年にサーキット側が発表しています。

サーキットの名勝負
フェルスタッペンを応援するオレンジ軍団は、他のグランプリでも存在感を示していますが、母国オランダGPではその熱狂度が最高に高まります。久々のオランダGPとなった2021年の熱狂は格別なものでした。レッドブル・ホンダで優勝争いを演じるフェルスタッペンは、チャンピオン争いでメルセデスのルイス・ハミルトンと激しく競っているなか、第13戦オランダGPを迎えました。
オランダGP前の時点で、フェルスタッペンはハミルトンとのポイント差を3に縮め、ポイントトップ奪還のチャンスを迎えていました。予選ではそのハミルトンを上回るタイムでポールポジションを獲得。この段階でザントフォールトは熱狂に包まれました。決勝でもフェルスタッペンは盤石のレースでハミルトンを圧倒し、シーズン7勝目を挙げてポイントでトップに返り咲き、チャンピオン争いを優位にしました。フェルスタッペンの完勝劇に観客の歓喜は爆発し、母国の英雄を讃える騒ぎが夜まで続き、この年限りでF1活動終了を発表していたHondaにも、フェルスタッペン同様の賞賛が寄せられました。
フェルスタッペンは2022年、2023年とオランダGP3連覇を達成し、その間ワールドチャンピオンの座を保持し続けています。
- 最速ポールポジションタイム
- 1:08.662
オスカー・ピアストリ(マクラーレン/2025年)
- Honda予選最速タイム
- 1:08.885
マックス・フェルスタッペン(レッドブル/2021年/ポールポジション)
- 最速ファステストラップ
- 1:11.097
ルイス・ハミルトン(レッドブル/2021年)
- Honda決勝最速タイム
- 1:12.921
マックス・フェルスタッペン(レッドブル/2025年)
※全長4.259kmのコースレイアウトにおけるデータ。

Hondaでの戦績
サーキットに刻まれてきたHondaの挑戦と実績の軌跡を、戦績データと共に振り返ります。