Circuit info
- Circuit Length
- 4.361 km
- First Grand Prix
- 1978
- Number of Laps
- 70
- Race Distance
- 305.27km
Location
- Address
- Parc Jean-Drapeau, Montréal, Quebec H3C 6A1, Canada
- Google Maps

カナダGPの歴史
カナダGPの歴史は古く、F1世界選手権が初めて開催されたのは1967年のことです。1970年まではモスポート・パークとモントランブラン・サーキットで交互に、1971年から1977年まで(1975年は不開催)はモスポート・パークで開催されています。モスポート・パークはオンタリオ湖近くに位置する歴史あるサーキットでしたが、F1のハイスピード化にともない安全性と荒れた路面に不備を指摘する声が大きくなったため、1978年からモントリオールのノートルダム島に位置するサーキット・ジル・ヴィルヌーヴで開催されるようになり、現在に至っています。
セントローレンス川に浮かぶ人工島であるノートルダム島は、1976年のモントリオール・オリンピックの会場となったことでも有名な観光名所で、その島内に設置されたのが「サーキット・イル・ノートルダム」でした。そして、1978年のF1初開催で優勝した地元カナダの英雄であるジル・ヴィルヌーヴが、1982年ベルギーGPで事故死したことを悼み、同年サーキット・ジル・ヴィルヌーヴに改称されました。モントリオール市街に近い立地で、地下鉄を使って行くことのできる身近なコースとしてもよく知られています。

カナダGPコースの特徴
サーキット・ジル・ヴィルヌーヴは、公園内の周回道路を利用したコースです。長いストレートをヘアピンカーブと5つのシケインでつないだコースレイアウトで、典型的な「ストップ&ゴー」が特徴です。スタート直後のタイトなS字コーナーは、スタートラインからの距離も短いため、アクシデントが多いことで知られています。ターン3のシケインからはテクニカルセクションとなり、コース脇のバリアが近く、少しのミスが大きなアクシデントに繋がる難しいエリアです。それを越えるとヘアピン、そして1km以上ある長いストレートの先には最終シケインが待ち受けています。この立ち上がりアウト側のウォールバリアは「ウォール・オブ・チャンピオンズ」と呼ばれ、コース最大の難所と言われています。1999年にデイモン・ヒル、ミハエル・シューマッハー、ジャック・ヴィルヌーヴといった3人のワールドチャンピオン経験者が相次いでこのウォールバリアに接触し、リタイアを喫したことから、この名がつけられました。

カナダGPの名勝負
カナダGPは意外な展開や上位陣の突然の脱落など、予測不可能なレースが多く、さまざまなドラマを生み出しています。ロバート・クビサの大クラッシュとその翌年の復活優勝、ルイス・ハミルトンの初優勝など、多くの印象的なシーンを演出してきました。
マクラーレン・ホンダで勝利を重ねたアイルトン・セナは、カナダGPを得意なコースとしていました。1988年にポールポジションから勝利を飾ると、翌1989年もトップを独走し、カナダGP連覇確実かと思われた残り3周、突然のエンジントラブルでストップ。伏兵ティエリー・ブーツェンがF1参戦95戦目にして初優勝を得る、記憶に残るレースとなりました。
1990年のカナダGPは、セナが前年の不運を乗り越え、ポールポジションから安定した速さで勝利を飾り、シーズン序盤で4勝目を挙げて、2度目のワールドチャンピオン獲得に大きく前進したレースとなりました。
2020年、2021年とコロナ禍でカナダGPの開催は中止されましたが、2022年からはHondaが技術提携したパワーユニットを積むレッドブルのマックス・フェルスタッペンがカナダGP3連覇を達成。シーズン始めから圧倒的な速さを示す象徴的なレースを見せながら、最終的にワールドチャンピオン4連覇を成し遂げています。

Hondaでの戦績
サーキットに刻まれてきたHondaの挑戦と実績の軌跡を、戦績データと共に振り返ります。