Circuit info
- Circuit Length
- 4.309 km
- First Grand Prix
- 1973
- Number of Laps
- 71
- Race Distance
- 305.879km
Location
- Address
- Av. Sen. Teotônio Vilela 261, Jardim Malia I, São Paulo, SP 04801-000, Brazil
- Google Maps

サーキットの歴史
ブラジルGPの歴史は1972年、非選手権としてインテルラゴスで行われたF1から始まりました。翌年F1世界選手権に組み入れられ、ブラジルの英雄エマーソン・フィッティパルディが勝利を飾り、インテルラゴスは大いに盛り上がりました。以降、1977年までインテルラゴスとリオ・デジャネイロ郊外のジャカレパグアで開催され、1990年からは改修されたインテルラゴスでの開催が続いています。情熱的な国民性で知られるブラジルでのグランプリは、観客の熱狂的な盛り上がりでも有名で、スタンドにはブラジル国旗が溢れ、サンバを踊りながらF1を楽しむ独特の姿があります。
その背景には、国民的英雄となったブラジル人F1ドライバーの存在があります。フィッティパルディ、ネルソン・ピケ、アイルトン・セナがワールドチャンピオンに輝き活躍した時代に、F1人気は最高潮に達しました。そして、今でもこのレジェンドたちへの敬意を込めて、F1人気は継続しています。1975年にブラジルGPで初優勝したサンパウロ出身のホセ・カルロス・パーチェもレジェンドのひとりで、彼が飛行機事故で死去したことを悼み、インテルラゴスは正式名をアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェに変更しています。
なお、2020年の開催契約延長の際にサンパウロ市の支援を受けたことから、2021年から正式名称がサンパウロGPに改称されました。

コースの特徴
ブラジル・サンパウロ近郊に位置するインテルラゴスは、全長を約8kmから4.3kmに短縮し、従来の高低差を活かしながら、高速コーナーやテクニカル区間を盛り込んだ15のコーナーで構成する大改修を行い、1990年以降F1世界選手権開催を継続しています。
インテルラゴスのスタートは特徴的で、上り坂の途中に位置します。ターン1からターン2の切り返しは「エス・ド・セナ(セナのS字)」と呼ばれ、コース改修にあたってセナの意見を取り入れて作られたコーナーです。長い上りのホームストレートを経て、ターン1へのアプローチがこのコース最大のオーバーテイクポイントとなっています。エス・ド・セナからを高速コーナーのターン3までは下り坂となり、その先は「レオ・オポスタ」と呼ばれるバックストレートです。スピード勝負のストレートの先、ターン4、ターン5はオーバーテイクポイントとなります。
コースはここから上りとなり、高速のターン6、ターン7を越えるとテクニカル区間に入り中低速コーナーが連続します。ターン10はペアピン状の低速コーナーで「Bico de Pato(アヒルの口ばし)」と呼ばれています。左直角のターン12、「ジュンサォン」を経て、インテルラゴス最大の見どころである上り急勾配の全開区間となります。ターン13からターン15の高速コーナーを経て、ホームストレートまでアクセル全開のスピード勝負が続きます。インテルラゴスは、アクセルの全開時間の長いコースとしても有名です。
サンパウロは標高800mに位置する高原地帯で、天候が変わりやすく、不安定なことも特徴です。雨のレース、レース途中で突然の雨に見舞われることも多く、波乱のレースになることも多くありました。

サーキットの名勝負
1991年、マクラーレン・ホンダのセナが、悲願の母国GP優勝を果たしたレースは、記憶に残るレースでした。それまでも圧倒的な速さを見せていたセナですが、不運が続き母国ブラジルでの勝利からは見離されていました。トップを快走するセナにレース終盤、ギヤボックスのトラブルが襲い、6速からギヤチェンジができなくなってしまったのです。セナはまたしてもブラジルでの勝利を逃すのかと誰もが思いましたが、セナは懸命のドライビングで走り切り、母国グランプリ初優勝を遂げました。レース後、疲労困憊でマシンから自力で降りることができないセナの姿は、多くのファンの心を打つシーンでした。
2019年の雨で波乱となったレースでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが完勝し、2位にトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが入り、Hondaのパワーユニット搭載車が1−2フィニッシュを成し遂げました。一時はレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンが2番手を走行し、1−2−3となったシーンもありました。そしてレース最終盤、この年最強を誇ったメルセデスのルイス・ハミルトンとガスリーの2番手争いが激化しました。インテルラゴス最大の見せ場である上りの全開区間で、ガスリーとハミルトンはほぼ並ぶ態勢でバトルを展開。誰もがハミルトンのオーバーテイクを予想しましたが、ガスリーは一歩も引かず2番手を死守したのです。Hondaにとって、結果もさることながら、パワーユニットのパフォーマンス勝負でメルセデスに引けを取らないことを証明した画期的なレースでした。
- 最速ポールポジションタイム
- 1:07.281
ルイス・ハミルトン(メルセデス/2018年)
- Honda予選最速タイム
- 1:07.508
マックス・フェルスタッペン(レッドブル/2019年/ポールポジション)
- 最速ファステストラップ
- 1:10.540
バルテリ・ボッタス(メルセデス/2018年)
- Honda決勝最速タイム
- 1:10.862
マックス・フェルスタッペン(レッドブル/2019年)
※全長4.309kmのコースレイアウトにおけるデータ。

Hondaでの戦績
サーキットに刻まれてきたHondaの挑戦と実績の軌跡を、戦績データと共に振り返ります。