Hondaが日本の職場におけるセクシュアル・マイノリティーへの取り組み評価指標
「PRIDE指標2024」において最高ランクの「ゴールド」を5年連続受賞
Hondaは、任意団体「work with Pride(以下、wwP)」が定めた日本の職場におけるLGBTQ+などのセクシュアル・マイノリティーへの取り組みの評価指標である「PRIDE指標2024」において、最高ランクのゴールドを受賞しました。これは5年連続の受賞となります。
Hondaは、「Hondaフィロソフィー」の基本理念である「人間尊重」に基づき、人材多様性のありたき姿を「多様な属性・価値観を持つ“個”が活き活きと輝くことで企業総合力の最大発揮をめざす」と定義し、全従業員を対象に人材多様性の取り組みを進めています。
セクシュアル・マイノリティーに関する取り組みとして、性自認・性的指向・性表現・価値観などの多様性を尊重し、一人ひとりが自分らしく、個々の能力を存分に発揮できる環境づくりに向けて積極的に取り組んでいます。全従業員が性の多様性を理解し受容する風土の醸成と、セクシュアル・マイノリティーのバックグラウンドをもつ従業員に向けた制度・環境面の整備を着実に継続したことが、5年連続のPRIDE指標ゴールド受賞につながったと捉えています。
コーポレート管理本部 人事統括部長 安田 啓一のコメント
「Hondaは、基本理念である『人間尊重』に基づき、『人材多様性の進化』を進める中で、2019年にセクシュアル・マイノリティーに対する方針を定め、さまざまな取り組みを進めてきました。今回、5年連続でPRIDE指標 ゴールドを受賞できたことは、継続的に取り組んできた社内風土醸成や従業員への啓発活動、制度面の整備などを評価いただけたものだと受け止めています。この5年の間に誰もが安心して働くことができる職場づくりに取り組み続け、アライに賛同する従業員も着実に増えています。『第二の創業期』と捉え変革に取り組む中、一人ひとりが夢に向かって輝き続け、パフォーマンスを最大限に発揮し活躍できる『人材多様性の進化』の実現に向けて取り組んでまいります」
Hondaのセクシュアル・マイノリティーに関する取り組み内容
意識・風土醸成
- 各事業所のLGBTQ+担当者研修を開催
- 「LGBTQ+Eラーニング」を、2020年度の管理職に続き、2021年度より一般従業員にも実施。Eラーニング受講済の希望者にはアライ※ステッカーを配布
- LGBTQ+相談窓口(専用電話・メール)を社内に設置
- 全従業員を対象に「LGBTQ+アライセミナー」への参加を募集し、受講者のうち希望者へアライステッカーを配布
- 採用活動において、Hondaの社内の取り組み、LGBTQ+の方々が安全で、安心できる職場づくり、風土醸成に努めていることを説明し、入社希望者からの取り組み理解を図る
- ホームページ内や社内ポータルサイトにLGBTQ+に関する取り組みを掲載
※ アライ:英語のAlly(同盟、支援)が語源で、LGBTQ+を理解し、自分でできることは何かを考えて行動する理解者・支援者のことを指します
制度・環境整備
- 人事/福利厚生制度(慶弔金・休暇・社宅など)を配偶者と同様の関係にある同性パートナーへも適用
- 多様な人材に配慮した「ワーキングネーム」の使用を可能とする体制を整備
Hondaダイバーシティサイト
PRIDE指標とは
wwPが、企業・団体などの枠組みを超えてLGBTQ+が働きやすい職場づくりを日本で実現することを目的に2016年に日本で初めて策定した指標。「LGBTQ+の人々が誇りを持って働ける職場の実現」という想いを込めて命名された「PRIDE」の各文字に合わせた右記の5つの指標の総合点に応じてゴールド・シルバー・ブロンズの3段階で評価・表彰しています。
参考:work with Prideとは
企業などの団体において、性的マイノリティに関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体。
企業による実行委員会を毎年組成し、NPO法人グッド・エイジング・エールズが事務局を務める体制のもと、運営を行なっています。
URL:https://workwithpride.jp/