Oracle Red Bull RacingがF1コンストラクターズチャンピオン連覇を達成

~Hondaとのチームパートナーシップで掴んだ栄冠~

 9月24日に、2023年シーズンFIA※1フォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)第17戦日本グランプリの決勝が開催され、Hondaがチームパートナーを務めるOracle Red Bull Racing(以下、オラクル・レッドブル・レーシング)のマックス・フェルスタッペン選手が優勝し、オラクル・レッドブル・レーシングは年間コンストラクターズチャンピオン連覇を達成しました。

 今シーズン、タイトル獲得に加え、オラクル・レッドブル・レーシングは第15戦※2イタリアグランプリにて2022年シーズン最終戦のアブダビグランプリから続く15連勝を記録し、マックス・フェルスタッペン選手もドライバーとして今シーズンのマイアミグランプリから10連勝を達成。ともに過去の記録を塗り替える、F1史上最高記録を樹立しました。

※1 Fédération Internationale de lʼAutomobile(国際自動車連盟)の略称

※2 第6戦エミリア・ロマーニャグランプリが開催中止となったため第15戦が今シーズン14戦目のレース

Oracle Red Bull Racing

 Hondaは今シーズン、オラクル・レッドブル・レーシングおよびScuderia AlphaTauri(以下、スクーデリア・アルファタウリ)のチームパートナーとして、技術支援やマーケティング協力などを行っており、その一環として、株式会社ホンダ・レーシング(以下、HRC)がパワーユニット(以下、PU)のESS※3以外のコンポーネントを製造し、Red Bull Powertrains(レッドブル・パワートレインズ)※4への供給とシーズンを通したPU運用のサポートを行っています。

※3 Energy Storage Systemの略。回生された電気エネルギーを保管するためのバッテリーシステム

※4 Red Bull Group(レッドブル・グループ)内でF1向けPUを製造する会社。現行PUに関してESSの製造と運用を担う

 なお、このチームパートナーシップが続く2025年シーズンまで、オラクル・レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリの両チームはHondaが技術支援するPUを搭載したマシンでF1に参戦する予定です。

■本田技研工業株式会社 取締役 代表執行役社長 三部敏宏のコメント

「オラクル・レッドブル・レーシングのコンストラクターズチャンピオン連覇達成に対し、心よりお祝い申し上げるとともに、Hondaの地元、鈴鹿サーキットで年間タイトルを獲得してくれたことを大変うれしく思います。今シーズン残る6レースと2024年、2025年シーズンもチームパートナーとして全力でサポートしてまいります。これからもHondaはレースを盛り上げていくとともに、世界最高峰カテゴリーで培った技術を研ぎ澄まし、先進技術領域などでも世界一を目指し挑戦し続けていきます」

■株式会社ホンダ・レーシング 代表取締役社長 渡辺康治のコメント

「オラクル・レッドブル・レーシングのコンストラクターズチャンピオン連覇達成おめでとうございます。Honda/HRCの技術が込められたPUがこのような偉業に貢献できたことをうれしく思うとともに、HRCのメンバーはもちろん、このプロジェクトに関わっている オール Hondaのメンバー、そして、サプライヤーの皆様など、PU製造に携わる全ての方々に改めて感謝を申し上げます。これからもHRCは技術を磨き、全力でオラクル・レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリ両チームへの技術サポートを続けてまいります」