シリンダヘッドカバーガスケット(以下ガスケットと略す)のシール性評価基準として、シリンダヘッド接触面に発生するガスケット面圧を考え、実使用環境における面圧を実測する事によりガスケットに要求される長期信頼性保証可能なシール性評価手法を検討した。従来の面圧測定は、感圧紙を用いて行っていたがこの測定手法では定性的評価しかできず性能評価基準としては不十分であった。本報告は、2種類の動的かつ定量的に測定可能な面圧測定手法を確立し、この測定手法を用いてガスケットの実使用時の各影響因子毎の劣化度合いを定量化し、初期ガスケット面圧値を理論的に設定するものである。またこの手法を応用しシリンダヘッドカバー締結部位・本数の最適化およびガスケット材料のシール信頼性確保のための方向性を明らかにしたので報告する。
Honda R&D Technical Review Vol.6 収録 (101 - 109)