ホンダレーシングスピリット、エンジンのホンダと言われている基になった、世界二輪グランプリレース用エンジンの開発経緯と主要な問題点をまとめてみた。現時点では常識と思われる内容かも知れないが、当時は為すことにより学びながらの開発で、本田宗一郎氏を初めとする多くの関係者がアイデアと時間を尊重し取り組み、年々変わる高い出力目標をまがりなりにも達成して来た、しかしながら多くの問題に遭遇し、技術的に充分な解明解決が出来なかったことを残念に思っている。特異なホンダのエンジン開発の歴史の一端ではあるが、エンジン開発に携わる方々の参考になれば幸甚である。
Honda R&D Technical Review Vol.6 収録 (24 - 39)