近年自動車用ブレーキ摩擦材を見ると、アスベストの環境問題対応及び車のブレーキ商品性に対する要求レベルが高まってきている。そこで、今回非アスベストで性能に優れるブレーキ摩擦材料の研究開発に取り組んだ。ブレーキノイズ発生メカニズムやジャダ発生要因等の解析を行ない、その結果に基づいて開発した材料は、繊維材料としてカーボン繊維とアラミド繊維を主体としたノンアスベスト、ノンスチール材料である。また、従来材に比較し摩擦係数(μ)が高くかつ磨耗、ジャダ、ノイズに優れるという特徴を持つ。さらに、材料の開発と同時に種々の材料評価方法も考案した。
Honda R&D Technical Review Vol.4 収録 (183 - 194)