’92年3月に上市した“ホンダNR”に搭載されたエンジンは、V型4気筒でありながら8気筒と同等以上の高回転、高出力を発揮する楕円(正規楕円包絡線)ピストン構造を持つ。ここでは、楕円形状の選択理由とピストン廻りの構造、従来の円形ピストンと比べたバルブ配列とそれに伴う定常流特性の違い、及び楕円ピストンによるピストンリングのシール性諸元について代表して述べる。
Honda R&D Technical Review Vol.4 収録 (12 - 21)