速さを競うF1レースの世界においても、単にエンジンの出力を上げてより速く走るだけでなく、レース中のドライバーにかかる負担を軽減し、さらに、ドライバーの描く走行イメージどおりの走りができる車作りが求められる。本報告では、1990年のF1レースに提供したRA 100E型V10エンジンで行った1次バランサ採用による振動低減効果、ならびにスロットル方式の変更に依るエンジンレスポンスの改善について紹介する。
Honda R&D Technical Review Vol.3 収録 (92 - 98)