要旨
急冷凝固粉末法を用いた合金開発により、高温強度、ヤング率、耐摩耗性に優れる合金を開発した。合金系はアルミハイシリコン系を基本としFe、Mnの添加によって高温強度を従来の二倍に引き上げた。また、セラミックスとの複合化によりスチールを相手材にした耐摩耗性の優れた材料にすることができた。本論文では、高温強度、ヤング率、耐摩耗性を大幅に向上させたアルミニウム合金の開発について、材料の強化機構、合金設計の方向性、製造プロセス、他材料に対する位置付けの観点から述べると共にスプリングリテーナ(以下リテーナと称す)、コネクティングロッド(以下コンロッドと称す)への応用技術を紹介する。
参考文献
- (1) 林直義、伴恵介、“繊維強化アルミコンロッドの開発”、日本金属学会会報、25 1986 P565
- (2) 堀茂徳、“アルミニウム合金の急冷凝固と特性”、軽金属学会第22回シンポジウム、1983 P20
- (3) 金属学会、“金属データブック”、1984 P24
- (4) 堀茂徳、“高弾性アルミニム合金”、軽金属学会第21回シンポジウム、1982 P5
- (5) 渋江和久、“急冷凝固アルミニウム合金”、軽金属、1989 Vol.39 No.11 P850
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.2 収録 (220 - 228)
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引用情報
椎名 治男, 村樫 良一, 星 雅己, 有村 光典, 北条 信明.
高性能アルミニウム材料
Honda R&D Technical Review Vol.2 pp.(220 - 228)1990.
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