地球規模の環境問題から地域における大気汚染や交通渋滞まで,今日の車社会が抱える問題は多い.この問題をクリーンで効率の高い電動車両の共同利用により軽減する近未来型地域交通システムICVS(Intelligent community vehicle system)の構想を94年にデトロイトにて提唱し,その運用のシステムを研究するとともに車両を開発・製作してきたが,98年3月からツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)の中で実際に展示・試験運用を開始している.本稿ではICVSの概要を述べ,その4種類のICVS車両を紹介するとともに,ツインリンクもてぎでの公開実験デモの内容を紹介する.
Honda R&D Technical Review Vol.11 No.1 収録 (1 - 6)