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ホンダ船外機のフラッグシップ「BF225/200」の開発

要旨

ホンダ4ストローク船外機シリーズの最高峰として,世界最大の3.5リッターV型6気筒(以下V6と略す)エンジンを搭載した225馬力,200馬力の船外機を開発した.この「BF225/200」は,4ストローク船外機として初めてのVTEC(Variable valve Timing and lift Electronic Control system),可変吸気システムとO2フィードバックシステムを採用した.エンジン性能は,CARB(米国カリフォルニア州大気資源局)のマリンエンジンに対する排出ガス規制の2008年度最終規制値を200馬力クラスの船外機としては世界で初めてクリアする排出ガスエミッションレベルを達成しながら,既存機種と比較し10%増の最大トルクと約15%減の低燃費という高次元でバランスした性能を達成した.また船外機の外観部品塗装のノンクロム化を取り入れ,既存機種同等の塗装品質と環境対応の両立を達成した.快適性としても,クラストップの低振動,低騒音を達成した.また,自動車用V6エンジンと同一構造のアウトバンク排気配置,樹脂インレットマニフォールド構造の採用により搭載性は従来の2ストローク船外機を搭載した船にそのまま載せ換えられる軽量及びコンパクト化を達成した.これらの性能を達成しながら,基本諸元の統合及び,自動車用V6エンジンとの部品共用を図ることにより,高い信頼性を維持しつつコスト低減を達成した.

参考文献

  1. (1)角田正樹,設楽貞文,島崎弥,林崎正一:大型4ストローク船外機「BF115/130」の開発,HONDA R&D Technical Review vol.11 No.1, p.15-22 (1999)
  2. (2)Hosaka, T., Hamazaki, M.: Development of the Variable Valve Timing and Lift (VTEC) Engine for the Honda NSX, SAE Paper 910008
  3. (3)大津啓司,中原一浩,坂本泰英,今井世志弘:’97モデル”アキュラCL用3.0LV6エンジンの開発,HONDA R&D Technical Review vol.9, p.51-60 (1997)

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.14 No.1 収録 (11 - 20)

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引用情報

角田 正樹, 大角 雅之, 米沢 道, 古谷 健太郎, 設楽 貞文, 木全 隆一.
ホンダ船外機のフラッグシップ「BF225/200」の開発
Honda R&D Technical Review Vol.14 No.1 pp.(11 - 20)2002.
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