要旨
試作には“コスト削減”,“リードタイム短縮”,“設計変更への迅速な対応”といった項目が要求されている.これらの要求に対応するため,ガスタービンエンジン用精密鋳造部品の試作に,光造形模型をマスタパターンとして適用した.従来のロストワックス法とは異なり,模型燃焼後の炭化樹脂の鋳型表面への固着や,模型表面の積層跡といった光造形模型適用時特有の問題点が顕在化した.炭化樹脂に関しては燃焼方式の最適化を図り,積層跡については模型の仕上げ方法を改善し解決した.その結果,精密鋳造の試作部品として寸法形状要求を満足する製品を製作することができた.同時に従来の試作方法と比較してマスタパターンの製作コストを約1/15に,リードタイムを約1/8に低減できた.
参考文献
- (1)今村 正人:RP模型の精密鋳造への応用,JACT NEWS 1998.6.20, p.27-36 (1998)
- (2)荒砥 孝二ほか:光造形法による精密鋳造製品の開発,宮城県工業技術センター研究報告No.27, p.49-51 (1996)
- (3)荒砥 孝二ほか:光造形法による精密鋳造製品の開発,宮城県工業技術センター研究報告No.28, p.62-64 (1997)
- (4)荒砥 孝二ほか:光造形法による精密鋳造製品の開発,宮城県工業技術センター研究報告No.29, p.34-38 (1998)
- (5)楢原 弘之:ラピッドプロトタイピング技術の現状,精密工学会誌Vol.67, No.3, p.403-406 (2001)
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.13 No.2 収録 (53 - 58)
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引用情報
梶浦 幸生, 吉野 貞文.
光造形模型の精密鋳造試作部品への適用
Honda R&D Technical Review Vol.13 No.2 pp.(53 - 58)2001.
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