要旨
エネルギーと地球環境問題の解決をめざし,太陽光エネルギーを使って水素を製造し燃料電池自動車に供給する水素ステーションを製作し運用実験を行った.新組成の触媒を適用した水電解装置などを新たに開発し,6.5%のシステム総合効率を実現した.その結果,8kWの太陽電池で1年間に燃料電池自動車一台が1万マイルを走行できる水素を供給できる見通しを得た. また,より少ない電力で製造が可能なCIGS薄膜化合物系太陽電池を導入することで,シリコン単結晶型太陽電池を使用する場合と比較して単位水素量製造時のCO2排出量を1/5に削減できる見通しを得た.機器の小型化により,水素社会の到来を身近に感じられるようなデザインが実現したこととあわせ,水素製造のありかたを示すことができた.
参考文献
- (1)http://www.enaa.or.jp/WE-NET/database/kaigai.html
- (2)http://rredc.nrel.gov/solar/「Typical Meteorological Year 2 (TMY2)」
- (3)Energy Information Administration U.S. Department of Energy: Household Vehicles Energy Consumption 1991, U.S. DOE Reports, p.50 (1993)
- (4)小川隆之,木村顕一郎,内堀憲治,藤本幸人,清水潔:燃料電池乗用車Honda FCX 用パワートレインの開発,Honda R&D Technical Review, Vol.15, No.1, p.11(2003)
- (5)電気学会太陽電池調査専門委員会偏:第9章経済性の検討,太陽電池ハンドブック,東京,コロナ社,1985, p.302-305
- (6)http://www.tepco.co.jp/env/environment/siryou/kankyou/2002/index-j.html「第一部 本編1.環境編 環境保全 地球環境」
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.15 No.2 収録 (31 - 38)
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引用情報
上山 雅樹, 喜多 真佐人, 田口 聡, 中沢 孝治, 長岡 久史, 荒川 慎一.
太陽電池を使った水素ステーションの紹介
Honda R&D Technical Review Vol.15 No.2 pp.(31 - 38)2003.
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