2007年鈴鹿8時間耐久ロードレース出場用の耐久専用マシンを開発した.2006年モデルに対し,ECUの演算能力を向上して制御を綿密におこなうことにより,2.7%の出力向上を達成し,動力性能を下げることなく,燃費の両立が図れ,ACGロータの慣性マスを上げることにより,加速側での過渡特性を穏やかにし,減速時のエンジンブレーキも軽減した.さらにスリップ制御を使うことにより,操縦安定性とトラクション性能の向上が図られ,戦闘力が高く,速く安定したラップタイムを出せるレース車両が実現された.
Honda R&D Technical Review Vol.20 No.1 収録 (74 - 81)