CBR250Rは,成長著しいアジア,インド地域の二輪車市場におけるトップエンド,また,成熟した日,米,欧の二輪車市場におけるエントリースポーツとして開発されたモデルである.モータサイクルが持つ「運転する楽しさ」という魅力を,より多くのお客様に提供することを主命題に置き,「スポーティーなフルカウル外観」「操る楽しさ」「リーズナブルな価格」を備えた二輪車として,世界22カ国に向け市場投入された.開発にあたり,「Sports quarter for one world」を機種コンセプトとして掲げ,軽量,コンパクトで扱いやすく,スポーツ走行も楽しめるパッケージと,世界共通のスタイリング,リーズナブルな価格設定を具現化するべく,コンセプト,仕様の決定を含めた幅広いデザイン展開をおこなった.Hondaスポーツモータサイクルの基軸となるスタイリングテーマ「Mass Concentrate Proportion」を継承し,時代に合わせ進化させたスタイリングは,日本,欧州,アジアのデザイナが議論を重ね,協力し創り上げた.
Honda R&D Technical Review Vol.23 No.2 収録 (1 - 6)