自動車開発中のテスト車に使用する,インストルメントパネル本体を成形する短期試作工法を開発した.量産部品と同様にポリプロピレンの射出成形が可能な,短期間で製作できる試作型である.この型の特徴は,重切削,放電加工をおこなわないマスタモデル反転工法を用い,型の素材にカーボン繊維を使用した強度耐久性に優れた樹脂型(カーボン型)である.本工法により新型インサイトのインストルメントパネルを試作し,衝突試験に用いた.この試作型は従来のZAS 型試作工法に対し,型製作コストは同等に抑え製作期間を20%短縮した.
Honda R&D Technical Review Vol.21 No.2 収録 (93 - 98)