パワートレインシステムの複雑化に対応し,開発効率および品質を向上させるためには,要求と検証項目の明確化,要求の構造化とインタフェースの明確化,要求のトレーサビリティ確保が有用である.本研究では,準形式表記であるSystems Modeling Languageを用い,独自にガイドラインを策定することで,この三つの項目を達成した.また,Systems Modeling Languageで記載した要求モデルは,パワートレイン電子制御ユニットのプラットフォーム領域に対する要求仕様としてサプライヤにも発行する.このため,要求の妥当性だけでなく,要求仕様として記載に問題ないかを効率的かつ精度良く検証するためのタスクを定義し,2015年モデル量産機種開発に部分適用した.
Honda R&D Technical Review Vol.26 No.2 収録 (102 - 110)