要旨
Hondaは中国の広州市政府,広州汽車集団と協力して,新エネルギー自動車の普及に向けて,次世代モビリティとして期待されている電気自動車を使った社会実証実験を実施した.実証実験での確認結果とユーザへの調査結果から,電気自動車はガソリン車よりもランニングコストが低く,新エネルギー自動車に関する優遇措置も受けられるが,ユーザは航続距離が短く,市街地に充電場所がないことに不安を感じて,購入をためらっており,需要は潜在していることがわかった.また,電気自動車に使用されているリチウムイオン二次電池の安全性が,ユーザに技術的によく理解されていないことも判明した.中国で電気自動車の需要を顕在化させるには,航続距離などの性能向上に加え,充電インフラを整備し,リチウムイオン二次電池の安全性に関する不安を解消することも必要である.
参考文献
- (1) 中国国務院:省エネルギーおよび新エネルギー自動車産業発展計画(2012 – 2020)http://www.jama.or.jp/lib/jamagazine/201208/01.html
- (2) 中国自動車工業協会:新エネルギー車の販売台数(2011 – 2013)http://www.caam.org.cn/english/
- (3) 工業情報化部:新エネルギー車両応用普及の継続的推進に関する通知(2013.9.17)http://cys.miit.gov.cn/n11293472/n11293832/n11293907/n11368223/15629319.html
- (4) 日本貿易振興機構:投資コスト比較(2012.12-2013.01調査)http://www.jetro.go.jp/world/search/cost/
- (5) 中国国家標準化管理委員会:電気自動車の充電用導体接続装置,第2部交流充電カプラGB/T20234.2-2011(2011.12.22公布)
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.26 No.1 収録 (94 - 101)
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引用情報
恒石 淳哉, 髙須賀 祥隆, 髙橋 佳子.
中国における電気自動車需要の調査
Honda R&D Technical Review Vol.26 No.1 pp.(94 - 101)2014.
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