要旨
量産組立工程における締結力ばらつきを削減するため,自動設備や人による作業に係わらず,締結力が安定するリアルタイムボルト軸力締結システムを開発した.軸力の測定は,超音波方式を用い,精度向上のため,ボルト頭部とプローブ間にギャップを設けた.測定用のボルトは,既存製造工程で成形ができる仕様とした.プローブは超音波を発振し,それが新たに開発した固形式伝搬媒質を介し伝搬され,ボルトの頭部と底面からのエコーをそれぞれ受信する.受信した二つのエコーを同時演算することにより締結中でも測定が安定し,リアルタイムでの軸力測定を実現している.その結果,生産タクトタイムやボルトの製造コストなど,既存条件を変えることなく締結中の軸力測定を実現した.本技術は,量産締結工程で広く普及しているナットランナー電動締結設備との双方向通信をおこなうことができる.締結力は,あらかじめ設定した軸力値に制御することができ,既存トルク法締付に対し,軸力ばらつきを1/10以下まで低減することができた.
参考文献
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掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.34 No.2 収録 (24 - 31)
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引用情報
津﨑 一浩, 榊原 利次, 原 安史, 石田 司.
量産組立工程での超音波によるリアルタイムボルト軸力締結システム
Honda R&D Technical Review Vol.34 No.2 pp.(24 - 31)2022.
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