要旨
身体に障がいをもったユーザーの自立支援の一助となる,手動運転補助装置Hondaテックマチックシステムを2020年モデルFIT用にHonda純正用品として開発した.従来テックマチックの操作部であるコントロールレバーの取り付け位置になっていた部分に2020年モデルよりスマートフォン用ワイヤレス給電Qiを設置している.Qiの機能をテックマチックシステム車両でも活用してもらい移動の負荷軽減を図った.コントロールレバー機構において,Qi給電のためのスペース確保により消失した車幅方向のスペース,および操作位置直下への取り付け点消失に伴う車両前方向への移動を2016年モデルFITの機構を流用しながら達成した.これにより,省スペースかつユーザービリティの低下を招くことなくコントロールレバー機構を実現した.
参考文献
- (1) 国土交通省:バリアフリー法に基づく基本方針における次期目標について,(2020)
- (2) 池田宏史,三星昭宏,木村直也:肢体不自由者の自動車運転時における問題点,人間環境学研究,Vol. 5,No. 1, p. 27-33, (2007)
- (3) https://www.hcd-japan.com/drive3.html
- (4) 藤森善一:身障者用自動車の開発,理学療法と作業療法,Vol. 19, No. 6, p. 377-382, (1985)
- (5) 警察庁交通局運転免許課:運転免許統計令和元年版,p. 9, (2020)
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- (7) 中村雄:紹介/足で運転できる自動車,理学療法と作業療法,Vol. 15, No. 11, p. 940-941, (1981)
- (8) https://www.honda.co.jp/50years-history/challenge/1982franzsystemcar/index.html
- (9) https://www.honda.co.jp/welfare/thought/
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.34 No.1 収録 (21 - 27)
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引用情報
清水 隆彦, 小山 俊博.
手動運転補助装置Hondaテックマチックの2020年モデルFITに向けた開発
Honda R&D Technical Review Vol.34 No.1 pp.(21 - 27)2022.
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