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N for work積む・運ぶ生活を豊かに広げたN-VANのデザイン

要旨

N-VANはACTY VANの後継車として19年ぶりにフルモデルチェンジされた軽バンである.Hondaは創業以来,お客様の生活を豊かにするための体験価値を追求してきた.Honda Designでは,これをエクスペリエンスデザインと呼び,お客様の体験価値をさらに深く考えてクルマをデザインしている.N-VANの開発においても,このような考えに基づき,お客様の理解を深めるために働く人や荷物を積む・運ぶ人たちの現状をリサーチした.デザイナー自らパッケージモデルを使い,どのような荷物をどう積むか,積みこむときの問題は何か,苦労するポイントはどこか,などを体感・体験する試行錯誤を重ねた.その結果,機能を重視するお客様と,機能に加えスタイルも主張したいお客様の二通りがあると考えた.まず機能を重視するお客様に対し,身体になじんだ使いやすい道具のようになる,「積む運ぶ生活の道具」というコンセプトを掲げた.そして「自在感」「安心感」「しっかり感」「機能美」の四つのキーワードを中心に,ベースとなるGおよびLグレードをデザインした.このGおよびLグレードを基盤として,機能に加えスタイルも主張したいお客様の個々の世界観に応えるために,+STYLEグレードを設定した.この二つのグレードで,毎日の積む・運ぶ生活になくてはならない道具になるような,新しい軽バンの新基準を創出した.

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.32 No.2 収録 (1 - 16)

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引用情報

山口 真生, 加藤 千明, 柳本 佳久, 石田 憲行.
N for work積む・運ぶ生活を豊かに広げたN-VANのデザイン
Honda R&D Technical Review Vol.32 No.2 pp.(1 - 16)2020.
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