技術の概要
ドライバーの緊急時に停車して安全を確保。
走行中にドライバーの体調急変などにより、運転を継続できなくなった場合や、ドライバーがシステムからの操作要求に応じ続けなかった場合に、警告で注意を喚起。それでも応じない場合は、ハザードランプとホーンで周囲に警告しながら同一車線で減速・停車を支援。さらに、緊急サポートセンターへ接続し、ドライバーや同乗者、周囲の交通参加者の安全を確保します。
※緊急サポートセンターのご利用はHonda Total Care プレミアムの加入が必要です
技術のしくみ
ドライバーが急な体調急変等により、前や横に倒れて姿勢が大きく傾いたり、目を閉じたままの状態でいると、ドライバーモニタリングカメラが異常を検知。ドライバーによる安全運転が継続できなくなったとシステムが判断した場合、周囲を走行する車両などへ自車の異常を知らせながら、車両を安全に減速して停車させることで、ドライバーの異常に伴う車両の暴走や逸脱を抑制します。
技術のはたらき
ドライバーモニタリングカメラがドライバーの異常を検知
ハザードランプとホーンで周囲に注意喚起しながら減速し、停車
停車した後、緊急サポートセンターに接続し、救急車などの救援活動を要請
ドライバーモニタリングカメラがドライバーの異常を検知した場合、車載カメラによる白線の認識に従って安全に車線を維持しながら走行し、ハザードランプとホーンで周囲の車両に注意を促しながら自動減速、停車します。停車した後は、緊急サポートセンターに接続し、救急車などの救援活動を要請。乗員または救援者に対して、表示と音で本機能が作動中であることを通知します。
システムがドライバー異常と判断した場合は、減速することを表示と音で予告しますが、ドライバー自身が自ら異常が無いと判断した場合は、減速前にキャンセルできるようキャンセル方法も通知します。
Hondaのこだわり
本機能は、国土交通省が定める「ドライバー異常時対応システム(減速停止型)基本設計書」ガイドラインに従って設計しています。ドライバーが意識を失った状態で車両が暴走した場合、重大なインシデントへとつながります。本機能では、いち早くドライバーの異常を検知し、速やかな減速制御・停止を実現することで、ドライバー本人の生存確率を上げるとともに、周囲の交通参加者への被害を抑制することを目指しています。
【動画】機能紹介<CG>
ドライバーの運転支援機能のため、各機能の能力(認識能力・制御能力)には限界があります。各機能の能力を過信せず、つねに周囲の状況に気をつけ、安全運転をお願いします。各システムは、いずれも道路状況、天候状況、車両状態等によっては、作動しない場合や十分に性能を発揮できない場合があります。
車種や発売時期によって本ページの説明とお客様所有の車両の機能が異なる場合があります。
実際の機能は取扱説明書をご確認ください。