エンジン効率のよい領域を使って燃費を向上
エンジンには「エンジン効率のよい領域」があります。CVTはそこを維持して走るので、燃費が向上します。
変速がなめらかだから走りもなめらか
歯車を使うATは速度や走り方に応じて歯車を切り替えなくてはいけませんが、CVTはその必要がありません。 これによりエンジンからタイヤに伝わる力が途切れず、なめらかに走ることができます。
エンジンからタイヤに伝わる力を自在に変えられるしくみ
CVTは、ふたつのプーリーとベルトが接する部分の直径を無段階に変えられます。これにより、エンジンの力をなめらかにタイヤへと伝えることが可能です。(図1)
プーリーは、円錐状のプレートをふたつ向かい合わせたような形をしていて、これが近づいたり離れたりすることで、ベルトと接する部分の直径を変える仕組みになっています。(図2)
ベルトは金属のリングと多数のコマとで構成されており、しなやかで耐久性があります。(図3)
スポーティな走りも可能な「Honda制御」
HondaのCVTは、カーブが連続する山道などをスポーティに走っているとクルマが判断したとき、自動的にエンジン回転を高めに保つというHonda独自の制御を取り入れています。
これにより、エンジンブレーキを有効に使った減速、駆動力を適切に保てることによる安定したコーナリング、パワーの出るエンジン回転を使った力強い加速など、スポーティでなめらかな走りを可能にします。