技術の概要
高速道路の走行を支援。
高速道路や自動車専用道路を走行中、高精度地図、全球測位衛星システム(Global Navigation Satellite System:GNSS)を活用して自車の位置を特定するとともに道路情報を取得し、一定の条件下において、ステアリングから手を離した状態での運転(ハンズオフ)を支援します。システムがアクセル、ブレーキ、ステアリングを操作し、ハンズオフでも設定した車速を保ちながら車線の中央に沿うように走行。先行車がいる場合には、適切な車間距離を保って追従します。カーブでは曲率を前もって読み取り、カーブ前後で加減速を行い、安心感のある運転を支援します。
※ハンズオフ機能の提供は国・地域によって異なります。ハンズオフを提供しない地域においても、ステアリングを把持した状態(ハンズオン)で同様に運転を支援します。
技術のしくみ
フロントセンサーカメラとレーダーセンサーよる外界認識で、車線、他の車両等を検知するとともに、高精度地図情報で自車の位置を認識し、道路情報を取得することで、高速道路上での快適な車線内運転をサポートします。また、ドライバーの顔の向きや姿勢、状態を、ドライバーモニタリングカメラとステアリング把持センサーで検知し、ドライバーによる安全運転をアシストします。
技術のはたらき
高速道路を渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)、
車線維持支援システム(LKAS)で走行中
カメラとレーダーで周囲の車両や道路状況を検知しつつ、
高精度地図から前方の道路情報を取得
システムが、ハンズオフが可能になると音と表示でお知らせ
先行車がない場合、設定された車速を保ちながら車線の中央に沿うように走行
先行車がいる場合は、先行車の速度に合わせて追従
高速道路からの退出などで機能を終了する場合、
音と表示でドライバーに操作を促す
フロントセンサーカメラとレーダーセンサーで自車周辺の安全を確認しながら、システムが安定した車線維持と、付近の車両の動きを先読みした上での速度調整を行うことで、ドライバーの運転負荷を低減します。
また、高精度地図とナビゲーションによる経路情報を連携させ、目的地へ向かうために必要な車線を算出します。
カーブに進入する際は、カーブに合った走行車速に自動的に調整します。合流する車線から自車が走る本線に他のクルマが進入してきた場合、自動的に減速して道を譲ります。
また、ドライバーモニタリングカメラによって運転者の状態を検知することで、渋滞時などに前方車両の発進に合わせた自動発進を支援します。
Hondaのこだわり
本機能は「リラックスドライビング」をテーマに掲げ、人の自然な操作に近づけた車の挙動を目指しました。カーブ走行時にはレーンのやや内側を走行したり、隣接レーンの車両が自車側に寄っている時には、少し横に避けて間隔を開けたりすることで、安心感をもたらすよう設計しています。
【動画】機能紹介<CG>
ドライバーの運転支援機能のため、各機能の能力(認識能力・制御能力)には限界があります。各機能の能力を過信せず、つねに周囲の状況に気をつけ、安全運転をお願いします。各システムは、いずれも道路状況、天候状況、車両状態等によっては、作動しない場合や十分に性能を発揮できない場合があります。
車種や発売時期によって本ページの説明とお客様所有の車両の機能が異なる場合があります。
実際の機能は取扱説明書をご確認ください。