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解答Q1 … A B Q2 … @ A
支払いをするために通行券や財布などへの脇見が生じ、前方の状況を把握できなくなるおそれがあります。
また、高速走行後は速度感覚が狂っていることもあるため、思っている以上に速度が出ていて停止しきれなくなるおそれがあります。

21歳男性(a)は、高速道路の料金所で48歳男性(b)、33歳女性(c)の運転するクルマに次々に接触した後、前車(d)に追突しようやく停止した。
(a)は料金所手前30mの地点で通行券を取り出そうとして足元に落としてしまい、シートの下に入り込んでしまった通行券を探し出そうとしていて事故につながった。※これは問題に類似する事例です
料金所の手前では財布や通行券への脇見が生じやすいものです。脇見が生じることを自覚し、事故につながらないように事前の対応が必要です。通行券や財布がなかなか出せないような状況では、まずブースに入るまで進行し、確実に停止してから探しましょう。
●料金所の手前では財布や通行券への脇見が生じやすいものです。とはいえ、高速道路を走行している間、ずっと手に握りしめているわけにもいきません。大事なのは、たとえほんの一瞬であっても脇見が生じることを自覚することです。
●脇見が生じることを自覚した上で、@周囲の状況に注意を払うことはもちろん、Aいつもより速度を控えめにする、Bブレーキペダルに足をのせておく、C車間距離を長めにとる、などの対応を事前にしておきます。
●通行券がなかなか見つからない、財布が鞄の底から出てこない、などといった場合には、ブースに入り、一旦停止してから探しましょう。走行中に何とか探し出そうとすれば、その分脇見時間は長くなり、危険性はどんどん高まります。後続車を待たせてしまいますが、事故を起こすよりははるかにましなはずです。前もって、サービスエリアで休憩をとるついでに、通行券や料金をすぐに取り出せる場所にまとめておく、などの工夫も必要です。
●同乗者がいる場合には協力してもらいましょう。回数券やプリペイド・カードの利用なども料金の円滑な支払いに効果的です。
