MONTHLY THE SAFETY JAPAN●2003年7月号
navi
ph
楽しく、長く乗り続けるための安全活動

昨年末から全国で展開されているライディングアドバイザー研修により、多くの新しいライディングアドバイザーが二輪の販売店に誕生しました。原付から大型二輪まで多様化するライダーのニーズに、ライディングアドバイザーはどう応えていくのか、お客様に対する交通安全活動の現場を取材しました。


 販売したお客様を守るために正しく楽しく乗り方を伝えていく
アズテック(埼玉県)主催のHondaスポーツライディングスクールが6月1日、交通教育センターレインボー<埼玉>で開かれた。今回の特別インストラクターは世界選手権125ccクラスチャンピオンの青木治親さん。昼食時間には、参加者が地面に車座になって青木さんを囲み、参加者からの質問に青木さんが答えた。昨年からアズテック主催のスポーツライディングスクールを行なって今回で4回目。リピーターのお客様や、友達を連れて参加されるお客様も増えているそうです。その一方で、原付のお客様を対象としたスクールも検討しています。アズテックニュー所沢の佐藤達郎店長は「スクールの存在すら知らないお客様の方が多いので、存在を知ってもらい、参加していただいて、その中でバイクの楽しさや安全を提供していきたい」と今後の抱負を語ってくれました。

ph

ライディングアドバイザーによる自前のライディングスクールを開いているのは、ホンダサービス日野(愛媛県伊予郡砥部町)。原付から大型二輪まで、大排気量のバイクはマンツーマンで、原付は3人1組で、近くの重信川の河川敷にある二輪車の交通公園を使って実施しています。5月8日には試乗会を交通公園で行ない、合わせてキッズスクールを同時に開催しました。

ホンダドリーム磯子(横浜市磯子区)ではライディングアドバイザーによる店頭での説明、アドバイスの充実を心がけている。10代のお客様には、最初の原付の段階で長く安全に乗ってもらえるように、基本的な運転姿勢や服装から丁寧に指導しています。そういった方々が、やがて普通二輪や大型二輪にステップアップしていくので、はじめのところできちんと基本をアドバイスすることを大切にしています。

ホンダドリーム高槻(大阪府高槻市)は稲富博文社長自ら指導するホンダ・スポーツライディングスクールを開催して今年で11年目になります。スクールは10時から4時半まで月に1回のペースでホンダドリーム高槻の前にある高槻自動車教習所で開かれます。スクール参加者は18歳から62歳までと幅広くなっています。「販売会社の安全活動は販売したお客様を守る、守るためにお客様に正しく楽しく乗り方を伝える活動」ととらえる稲富社長は、店頭でのアドバイスもスクールも継続することが大事だと語ってくれました。

SJ7月号では6月1日に行なわれたアズテック主催のホンダスポーツライディングスクールの模様をはじめ、ホンダサービス日野、ホンダドリーム磯子、ホンダドリーム高槻の交通安全活動を紹介しています。

 
  安全運転普及活動コンテンツINDEX