こどもの交通事故の40％以上は、自動車乗車中に起きています（下グラフ参照）。衝突や急ブレーキを踏んだはずみで、座席から転倒したり、全身を強打したりすることも。だからこそ、チャイルドシート、ジュニアシートをきちんと使用し、危険から身を守ることが大切なのです。
道路交通法では、6歳未満のお子さまはチャイルドシートの使用が義務づけられています。さらに、身長約150cmまでのお子さまは、ジュニアシートが必要です。シートは、「乳児用」「幼児用」「学童用」の3タイプがあります。お子さまが大きくなったら、チャイルドシートもそれに合わせることが必要です。
出展：（公財）交通事故総合分析センター「2019年版 交通統計」資料 状態別・年齢層別負傷者数 注：こども（15歳以下）
出展：2020交通白書より
・6歳未満はチャイルドシートの使用が義務
・ジュニアシートは身長約150cmまで必要
・成長に合わせてチャイルドシートを変える
［ベビーシート］
［チャイルドシート］
［ジュニアシート］
赤ちゃんは骨格が未発達なため、シートを前向きに取り付けると、前面衝突の際に頭部が前に振られるのを受け止められなかったり、ベルトの隙間から飛び出す恐れがあります。シートを後ろ向きに取り付けるのは、頭から背中全体にかけてシートの背もたれで広く受け止めるためです。
クルマに乗り降りするときやクルマに乗車する際には、お子さまが先に、大人が後に乗車しましょう。降りるときは、大人が先に降りて、お子さまを降ろしてください。
お子さまは後部座席に。お子さまを後席に乗せることができず、やむをえず助手席に乗せるときは、一番大きなお子さまを乗せてください。
外側からしかドアが開閉できなくなるチャイルドプルーフを活用しましょう。
大人が車から離れる際には、お子さまだけをクルマに残さず、一緒に連れて出かけましょう。また、駐車場などでは、お子さまと手をつなぎましょう。
