- 僕が初めてロボコンを知ったのは、小学生のときにテレビで観た高専ロボコンの大会がきっかけです。「学校の図工の授業とは全然スケールの違うものを作って動かしている! なんて面白いんだろう」と子どもながらに衝撃を受けました。同時に、「自分なら、もっとすごいロボットをつくってやる!」という対抗心を抱いて、ロボコンに出場したい一心で高専に入学したんですよ。
- 僕は残念ながら、そんなかっこいい理由はないなあ…… (笑)。自分のレベルに適した進学先として高専を選んで、せっかく高専に入ったのだから高専らしいことをしようとロボコン部に飛び込んだんですよ。モノづくりは好きでしたけど、あんなに大変な日々が待っているとは思いませんでしたね。
- 本当ですよね。当時、ロボコンの活動時間を計算してみたんですけど、授業時間よりも多かった。大会出場に向けて年中、仲間とひたすらロボットづくりに励む日々の連続でした。